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AKB48 武藤十夢、苦節5年で気象予報士に「7枚の不合格通知も大切にしてます!」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.10.09 06:00 最終更新日:2021.10.09 06:00
始まりは、出演番組の企画だった。
「私がいるグループは人数が多いので、ほかのコとは違う武器が欲しいと思っていました。よし、私は知識を身につけることを頑張るぞ! と企画にしてもらったんですけど、すっごい大変でした」
AKB48チームKメンバー、武藤十夢(26)。自身が出演する『AKB48ネ申テレビ』の企画で気象予報士試験に挑戦し、2019年4月に8度めの挑戦で見事合格した。
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「最初に不合格になったときは、合格率が5%くらいの難関だからこんなもんかな、と思ったんですけど、3回めあたりから焦り始めましたね」
ただでさえ大変な受験勉強。しかもそのプロセスを公表しながらというのは、とてつもないプレッシャーだった。自分に合った勉強方法を見つけるため、個別指導のほかに専門学校の大人数での授業も受けた。
「どちらもよさがあったけど、大人数だとほかの人のレベルがわかるし、私には合っているなと感じました」
それでも、なかなか合格には至らない……。
「番組のスタッフさんから『これ以上、勉強、受験、不合格という流れが続くと、コーナーとして代わり映えがしない』って言われるし、かなり追い詰められました」
いったんコーナーを休止し、自力で勉強を継続した。
「スタートから5年……。だから、合格したときは本当に嬉しかったです。すっごく嬉しいのに、番組のオンエアまでは誰にも言ってはいけなくて。っていうか、その前に結果の通知が送られてきていたのに、カメラが入るまで中を見ちゃいけなくて、その数日間は本当につらかったです」
今、彼女の手元には1枚の合格通知と、7枚の不合格通知がある。
「もちろん合格通知は大切ですけど、こっちの7枚も同じくらい、いやもしかするとそれ以上に大切なんです」
「否」と書かれたハガキを見ると、必死で頑張った日々を思い出すという。
「FLASHさんからテーマをいただいて、あらためて自分が大切にしているものを考えてみたんです。そうしたら、大切な “モノ” は意外と少ないんですよね。私にとって大切なのは、知識や経験だなって思いました」
合否通知以外にも、参考書や受験票なども取ってある。なぜならそれは、彼女が知識を得るために経験したことの証しだからだという。