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赤プル “デスノート” と呼ばれた不幸続きの芸人夫を支えるため…茨城のヤンキーから「まじめ一辺倒」妻へ

エンタメ・アイドル 投稿日:2021.10.10 06:00FLASH編集部

赤プル “デスノート” と呼ばれた不幸続きの芸人夫を支えるため…茨城のヤンキーから「まじめ一辺倒」妻へ

女性芸人の赤プルと、夫のだんな松丘慎吾。夫婦コンビ「チャイム」として活動中

 

「夫は、最初の相方がわいせつ事件で逮捕され、次の相方が『M-1グランプリ』3回戦直前に急に亡くなって……。とにかく不幸続きの人で。周囲から『芸人界のデスノート』とまで呼ばれていました。結婚を決めたとき、芸人仲間に『あなたは死なないでね』と心配されたほどです」

 

 2014年、夫と漫才コンビ「チャイム」を結成した、女性芸人の赤プル(44)。夫のだんな松丘慎吾(51)は「坂道コロコロ(坂道コロンブス)」のボケ担当として、『爆笑オンエアバトル』(NHK)などに出演。芸人仲間たちからネタのおもしろさを絶賛されながらも、相方に関する不幸が立て続けに起こっていた。

 

 

 赤プルは現在の事務所に入った直後から1年以上、猛アタックされ、根負けして結婚したという。

 

「交際当初は高級なお店で、いいお酒を飲ませていただきました。それが、後から聞いたら、先輩の東MAXさん(Take2)がお店に置いていたお酒だったんです。先輩のお金で、私を口説いていたんですよ!」

 

 しかし冒頭のように、夫は芸人仲間から「デスノート」とまで呼ばれる人物。結婚に踏み切るのは、不安ではなかったのだろうか?

 

「私は、性根が茨城のヤンキーなので、『夫がこのまま売れなくても、私が頑張って支えていく。デスノートを必ず幸せにする!』みたいな、へんな決意を持っていました」

 

 結婚当初はピン芸人だった赤プルだが、ライブで夫と即興でコンビを組んだところ、夫婦のリアルなネタがおおいに受けた。そして、本格的に「夫婦芸人」としての活動をスタートさせる。

 

「妻のことは芸人として認めていたのですが、コンビを組もうとは思っていませんでした。それが、これまで誰と組んでもボケ役だった僕が、妻が相手だと彼女は完全にボケなので、初めてツッコミにまわることに。違和感を持ちながらも、新鮮でした」(だんな松丘慎吾)

 

 生活のなかでは、たんに夫婦というだけでなく、コンビ芸人としての苦労もある。

 

「家でも舞台でも、とにかくずっと一緒。境目がないので、家で話していると、これは雑談なのか、ネタ作りなのか、よくわからなくなることがあります。ネタ合わせの途中に洗濯物を取り込みに行ったときは、さすがに夫に怒られましたね(笑)」

 

 7歳離れた夫に、ネタ合わせ中にスマホをいじって注意されたことも。

 

「もちろん、いいこともあります。ネタでもアイデアでも、思いついたことを、熱が冷めないうちにすぐに相方に言える環境はいいですね」

 

 ちなみに、茨城時代はヤンキーとしてその名を轟かせていた赤プルだが、いまは「まじめ一辺倒」だそうだ。防災士や整理収納アドバイザーなど、さまざまな資格も取得している。

 

「今では『茨城県警安心安全アンバサダー』や『いばらき大使』などもやらせていただいています。不祥事なんて、とんでもない! それにしても、これまでつき合ってきた男性が、とんでもないのばっかりだったので、いまの夫と出会って、まさか自分がこんなに穏やかな性格になるとは……。若いころには想像できませんでした(笑)」

 

チャイム

ピン芸人だった赤プルと2011年に結婚しただんな松丘慎吾が、2014年に結成した夫婦コンビ。「令和の宮川大助・花子」を目指し活動中

 

(週刊FLASH 2021年10月19日号)

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