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【坂本冬美のモゴモゴモゴ】『男惚れ』イントネーションがおかしい!レコーディング中に電話でレッスン

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.10.30 06:00 最終更新日:2021.10.30 06:00

【坂本冬美のモゴモゴモゴ】『男惚れ』イントネーションがおかしい!レコーディング中に電話でレッスン

坂本冬美

 

 デビュー6年めに出した、セリフ入りの新曲『男惚れ』(1992年発売)は、男同士の友情を描いた熱い物語……男が男心に惚れるというものです。

 

 ということで、今週はこの “友情” というものについて、考察してみることにしましょう。

 

 ほら、そこの貴方。そう「友情なんてバカらしくて」と、唇をひん曲げている貴方です。そんなことはありません。男と男の間にも、女と女の間にも、男と女の間にだって、友情は成立します。きっと、おそらく、たぶんですが……。だって、そう思ったほうが、人生楽しいじゃないですか。

 

 

 わたしが思う “友情” とは、こうです。まず、女同士の友情ですが、これはもう、時をすっ飛ばして楽しめる、学生時代から育んできた、ざっくばらんな関係です。

 

 年に一度くらいしか会えなくても、会った瞬間、何も考えずに若かったあのときに戻れる……ご飯を食べて、お酒を飲んで、どーでもいい話を肴に、大口を開けて笑い合える……そんな光景が頭に思い浮かびます。

 

 代わって、男と女の友情は、もう少し複雑です。どちらか一人が、つい、うっかり、恋愛感情を持ってしまった瞬間、霧散してしまうという危うさをはらんでいますが、それでもわたしは、男と女にも、限りなく “愛” に近い情をともなった友情が成立すると思っています。

 

 3つめは、男と男の友情ですが……これはもう、なんたって、鶴田浩二さんの「古い奴だとお思いでしょうが」の世界です。義理と人情、漢(おとこ)と漢の絆です。

 

 星野哲郎先生が詞を書いてくださった『男惚れ』は、この男同士の友情を描いた作品です。師匠・猪俣公章先生が作ってくださった曲も、スーッと耳に入ってくる素敵な作品に仕上がっていました。

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