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園子温監督初ハリウッド映画で話題の中屋柚香「ニコラス・ケイジさんはムードメーカー!」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.10.30 16:00 最終更新日:2021.10.30 16:00

園子温監督初ハリウッド映画で話題の中屋柚香「ニコラス・ケイジさんはムードメーカー!」

 

 園子温監督初のハリウッド映画『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』に出演している中屋柚香(23)。当時大学生だった彼女の携帯電話が鳴った。

 

「ある日、園さんから急に連絡があり、衣装合わせに呼ばれました。次はハリウッド映画を撮ると伺っていましたが、まさか出られるとは思わず……」

 

 

 現場に向かうと、壁にキャストの名前が貼り出されており、そこで主演がニコラス・ケイジだと知ることに。

 

「真っ先に『英語どうしよう!』と思いました。いただいたシナリオには英語とその和訳が書いてあって。発音は先生がついてくれたので解決しましたが、細かいニュアンスなど役作りが難しかったです。撮影が始まると、ニコラスさんは、ムードメーカーで現場を朗らかにしてくれる気遣いのあるかたでした。私はソフィア(・ブテラ)さんと一緒のシーンが多かったんですが、常にストイックで納得するまで突き詰めていくスタイル。現場がピリつくときもあるけど、絶対に芝居で返してくれるのでまわりも黙るんですよね。役者としてどうあるべきかお2人から学びました」

 

 初めてのグラビア撮影で和室や赤いライトを使用したのは彼女のアイデアから。演出と作詩も担当した。

 

「グラビアはもちろん、写真に詩をつけることも初めてでしたし、本当に楽しかったです。私がイメージしたものをスタッフのみなさんと共有して、ひとつの短編映画ができた感覚でした」

 

 彼女が作った詩を掲載しよう。

 

金魚の尾鰭に触れればよかったのに

 

あん時尾鰭に触れたやつはみんな遠くに行った
俺はひらひらとここにいっぱなしのまま

 

どうして尾鰭に触れられなかったんだ。
そうだ、千切るのが怖かった
あのひらひらをびりびり千切る衝動が
飛び出すのが怖かった。

 

ちょんと触れられる自信なんか俺にはなかったんだ。
金魚の尾鰭に触れればよかったのに
あん時尾鰭に触れたやつはみんな遠くに行った

 

なかやゆずか 
23歳 1998年2月24日生まれ 東京都出身 T157・B86W62H88 多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科在学中に脚本を学び、自主制作短編映画『Female』では脚本と主演を務める。2019年映画『愛なき森で叫べ』で俳優デビュー。2021年園子温監督初ハリウッド作品『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』にスージー役で出演。そのほか最新情報は、Instagram(@yuzuka_nakaya)にて

 

写真・東 京祐
スタイリスト・設楽和代
ヘアメイク・森ユキオ(ROI)
作詩・中屋柚香

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