──スキャンダルの直撃取材を受けたときのことも教えていただきたいです。そのときは、どんな感情でしたか?
直撃されたときは本当に頭が真っ白で、どうしたらいいかわからなくなって。咄嗟に嘘をついたり、胡麻化したりしちゃいました。まさか自分が撮られるなんて思ってなかったので、まったく気がつかなくて。人生でいちばん怖かった瞬間でした。
──お仕事を休止されていた期間はどう過ごしていましたか?
あの期間は、自分がしてしまったことを考え直したりとか、これからどういうふうに人生を歩んでいこうとか、けっこう悩んでいました。何をしていても自分の今後について考えてしまって、3カ月くらいずっと不安でした。
──その期間に、なにかインプットしたりしましたか?
インプットしようと思ったんですけど、そういう勉強をしてるときも自分の今後について考えてしまって、できませんでした。
──前向きに考えられるようになったのはいつ頃ですか?
アイドルグループの卒業を決めたのも、卒業を発表した1週間前くらいで、それまではずっと悩んでいました。本当はAKB48のメンバーとしての目標があり、心残りもあったのですが、グループを傷つけて迷惑をかけてしまったので、やめるべきとも思っていて。
──AKB48でやりたかったことというのは?
AKB48ではずっと16人選抜に入りたくて、それが達成できなかったのが心残りでした。葛藤がすごくありましたが、やはりちゃんとけじめをつけようと思って卒業を決めました。
──一度スキャンダルが世に出たなかで、今後、芸能のお仕事を続けていくのは大変な部分もあると思いますが、率直にいま、どういう気持ちでしょうか。
スキャンダルがあったのに表に出るのが許せないって人もいると思います。許されるなら少しずつお仕事させていただけたら嬉しいです。
──アンチの人には、どうやって向き合っていこうと考えていますか?
もし私が自分のことを客観的に見たら、批判的な意見を書くのはわかります。自分は一回悪いことをして、ずれてしまったので。ここからまた必死に戻そうとしても、一回過ちを犯してしまったので……なんて言ったらいいのかわからないんですけど、まったく気にしないのは違うので、きちんと心に留めて活動していきたいです。
──今後の目標は?
夢を語れる立場ではないので、いまこうしていただいているお仕事を全力で取り組んで、一生懸命頑張りたいと思っています。
──先日「週刊文春オンライン」にインタビューが掲載されていましたが、スキャンダルを撮られて、もう一回同じ媒体にインタビューされるというのは、どんな気持ちだったのでしょうか?
インタビューの方が、突撃された記者と同じ方で。スキャンダルを撮られてから初めてお会いしたので、会った瞬間ドキッとしました。実際は優しくて、すごく謝られました。私に変わるきっかけをくださったので、感謝しています。撮られた瞬間は、正直複雑な気持ちもあったんですけど、いまは自分が悪かったと思っています。
──熱愛スキャンダルとからめてお聞きしたいのですが、学生時代はどんな恋愛をしていましたか?
学生時代はまったくモテなくて、男友達も全然いなかったです。人見知りだったので、自分から人に声をかけることもできませんでした。だから、話しかけてもらえたら嬉しくなるし、気遣いを感じるとすぐ人を好きになりました。
──好きな男性のタイプは?
優しくて思いやりのある人が好きです。
──具体的に言うと?
話してて、みんなのことをちゃんと考えてるんだなと思える人が好きです。
──部活のキャプテンとかでしょうか?
惹かれるかもしれないです。素敵だなと思います。でも、キャプテンじゃなくても、2人きりになって話したときに、素敵だなって思ったら全然好きになります。見た目は気にしたことなかったです。年齢も何歳でも大丈夫だし、好きになった人がタイプなのかもしれないです。
──恋愛体質ですか?
わからないです。人並だと思います。付き合うと、長いほうですかね。短くても半年とかでした。
──マジメで一途なんですね。
あの記事が出た後に一途とは言いづらいです(笑)。でも一途だと思ってました、自分では。本当に頭が悪かったので……いまも悪いんですけど、けっこう引っかかりやすいというか。優しくされたらすぐ好きになったり。ちょっとした気遣いで「優香ちゃん、これ食べる?」って私だけに言ってきたら、「いいなー」みたいな。でも、あの記事が出てからは、好きな人もできてないし、考え方も変わったと思います。