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“元祖バイリンギャル” 小牧ユカ ドイツ語習得にも役に立った「フレーズ重視の英語勉強」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.11.12 06:00 最終更新日:2021.11.12 06:00

“元祖バイリンギャル” 小牧ユカ ドイツ語習得にも役に立った「フレーズ重視の英語勉強」

2000年からグラミー賞のレポーターを務める。「現地にいる人にしか見えない場面を逃さないよう心がけています」

 

 11月にスタートしたNHK朝ドラ『カムカムエヴリバディ』はラジオ英語講座と歩んだ3世代の女性達の物語だ。

 

 長年にわたり、多くの日本人が学んできた英会話番組。なかでも忘れられないMCたちに貴重秘話を聞いた!

 

 キャスターの小牧ユカは日本育ちで、英語はインターナショナルスクール(インター)で身につけた。

 

 

「神戸に生まれ、7歳で横浜に引っ越しましたが、幼稚園から抵抗なく英語にふれていました。『CNNヘッドライン』(テレビ朝日系)で、同時期にキャスターを務めた山口美江さんは、横浜のインターの先輩です」

 

“バイリンギャル” としてブレイクした小牧だが、10代からラジオ番組にも出ていた。

 

「ラジオの初仕事が『百万人の英語』で、たしか最初はマリアンさんのピンチヒッターでした。J・B・ハリスさんのアシスタントで、その後アントン・ウイッキーさん、ケント・デリカットさんと講師は替わり、約10年続けました」

 

 1950年代から続く老舗の英会話番組も、小牧が出演するころには変化があったという。

 

「文法重視ではなく『フレーズで覚えましょう』と変えていったんです。のちに、夫の転勤で、約5年間ドイツで暮らしました。ドイツ語でも、その勉強法が有効でした」

 

 夫がニューヨークに転勤になった際は、最初の1年間は日本に残った。ある日、国際電話で夫から悩みを打ち明けられた。

 

「『頭の上で会話されているみたいで、ついていけない』と言うんです。相手が日本人でも、誰もゆっくり話してはくれません。夫には、ゆっくりな英語をひと言ひと言理解するよりも、ネイティブのスピードにとにかく耳を慣らすことが上達への早道だと思う、と伝えていました」

 

 小牧は、20年来グラミー賞のレポーターを務めている。

 

「最近では東京五輪の射撃、パラリンピックのボッチャのフィールドキャスターを担当しました。ずっと親しんできたカウントダウン番組のように、メリハリのある英語アナウンスができました」

 

( 週刊FLASH 2021年11月23日号 )

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