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『ボキャ天』にも出演したジャニカ・サウスウィック「『基礎英語』で親父ギャグが役にたった」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.11.13 06:00 最終更新日:2022.07.15 15:03
11月にスタートしたNHK朝ドラ『カムカムエヴリバディ』はラジオ英語講座と歩んだ3世代の女性達の物語だ。
長年にわたり、多くの日本人が学んできた英会話番組。なかでも忘れられないMCたちに貴重秘話を聞いた!
『ボキャブラ天国』(フジテレビ系)に出演したスティーブ&ジャニカをご記憶だろうか? 1998年1月に番組に初登場し、同年春には解散したこの男女の米国人コンビは、NHKの英語番組で長きにわたり講師を務めた。
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「爆笑問題やネプチューンといった、笑いの天才たちと共演でき、すごく日本語の勉強になりました」
そう振り返るのはジャニカ・サウスウィック。米ユタ州出身のジャニカは、幼いころに両親が離婚し、母に育てられたが、不動産業に従事する父が日本に住んでおり、ときおり訪れていた。
「日本の中学校に通った時期もありましたが、クラスメイトたちが『納豆や寿司は食べた?』と英語で聞いてくるので、少しうんざりしちゃった(笑)。私はいろいろ話したいのに日本語ができず、葛藤がありました。そこで、いったん米国の大学に入り、19歳で上智大学に留学しました」
モデルや英会話講師のアルバイトに勤しんでいた1999年、『基礎英語』に出演しないかと声がかかった。以後、延べ10年以上、同番組に携わった。
「子供向け番組は、楽しませつつ学ばせなければなりませんし、ボディランゲージにも気を配りました。その意味でも、『ボキャ天』に出演した経験は役立ちました。ただでさえ人を笑わせるのは難しいのに、母国語以外で挑戦したんですもの。当時仕込んだ親父ギャグやことわざを、今も思い出します」
元相方のスティーブ・ソレイシィは、今もNHKに出演しているが、ジャニカは今年日本を離れ、米コロラド州に移住した。だが、パンデミックが収まれば、再び日米を行き来する日々がやって来るだろう。
取材/文・鈴木隆祐