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玉袋筋太郎、爆笑問題の生放送ラジオで、放送禁止用語を叫んだ過去…本人に理由を聞いた
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.11.22 11:00 最終更新日:2021.11.22 21:26
11月19日、大晦日に放送される『第72回NHK紅白歌合戦』の出演者発表会見がおこなわれました。
その場で、今回初出場が決まったBiSHが円陣を組み、「せーの、ち〇ぽ!」と叫び、その場にいたプロデューサーを「今日は生放送じゃなくてよかった」と苦笑いさせた一幕が話題となりました。
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過去に、このような発言を、なんと生放送で発してしまった芸人さんがいます。浅草キッドの玉袋筋太郎さんです。
すでに芸名が放送コードに引っかかりそうな玉さん。NHKでは長きにわたり『玉ちゃん』という名前で出演していました。
しかし2015年に、ご自身が出演したNHKドラマのエンドロールで『玉袋筋太郎』と表記されたことで解禁となったのです。
放送コードに引っかかり、長らく正式名で出演できなかった玉さん。実は、若手時代からお笑い界でしのぎを削ってきた爆笑問題さんのラジオに出演したとき、放送禁止のいかつい “テロ発言” をしていたのです。
そのときの様子を、以前、玉袋筋太郎さんを取材した際にお聞きしました。
『爆笑問題の日曜サンデー』(TBSラジオ)に浅草キッドさんがゲスト出演したときのことです。
玉「あの日は爆笑問題に呼ばれることがイヤで、ギャラをもらいたくないから、爆笑問題に花を送ったんだよ。
なんか嫌いな奴の番組に出て、ギャラなんかもらいたくねぇじゃん。ギャラをもらったら、対等じゃないから。花を出したら対等だと思ったわけ」
玉さんはギャラをお花代に使うことで、負い目を感じないようにしたのです。
玉「それでマネージャーに、『ラジオの出演を受けるから、これは聞かなかったことにしろよ』と言って。『俺、絶対に生放送中に『お〇〇こ』って言ってやるからよ』って。マネージャーも『わかりました。聞かなかったことにします』って(笑)」
そして本当に玉さんはゲストコーナーの最後に『お〇〇こ』と言い放ち、逃げるようにラジオブースから去っていったのです。生放送で、なぜそんな自分自身もペナルティを食らいそうな危険な発言をしたのでしょう。
玉「なんか、後に残したかったんだよ。そのとき俺はTBSのラジオもやってないころだし。『なんだ、東京もんの俺をTBSは使ってくれないんだ』っていうひねくれた部分もあったわけ。だから、それを言いたいがためにラジオに出たんだよ」
生放送でのテロ発言。当然、大問題に発展すると思われました。
玉「俺は出入り禁止だと思ったけど、いまTBSでラジオをやらせてもらってるんだよ。奇跡だよね。『お〇〇こ』って言ってさ。あの後、『たまむすび』がすぐに決まっちゃって。こればっかりはわかんねぇんだよ」
番組が決まった細かい経緯はご本人にも不明なようですが、お咎めどころか逆にレギュラーをもらえたのです。
コンプライアンスが厳しい世の中ですが、たまにはこういった玉さんやBiSHのような、真剣にバカをやる人たちを、笑い飛ばせる世の中が僕は好きです。
インタビューマン山下
1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退しライターに転身。しかし2021年に芸人に復帰し現在は芸人とライターの二足のわらじで活動している
( SmartFLASH )