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HKT48矢吹奈子、韓国で自信喪失して泣きながら指原莉乃に電話「私を救ってくれた “いいことリスト”」

エンタメ・アイドル 投稿日:2021.11.30 11:00FLASH編集部

HKT48矢吹奈子、韓国で自信喪失して泣きながら指原莉乃に電話「私を救ってくれた “いいことリスト”」

 

 HKT48が、4年ぶりとなるセカンドアルバム『アウトスタンディング』を12月1日に発売する。アルバムのリード曲『突然 Do love me!』で単独センターを務めるのが矢吹奈子(20)だ。

 

 今年4月、IZ*ONEの活動を終えて韓国から帰国し、HKT48へ復帰した矢吹に、今後の活動について聞いた。

 

 

「グループ10周年の年に発売するアルバムということで、HKT48にとっても新しいスタートだと思っています。これまで卒業していった先輩方の気持ちや思いも引き継げたら……。

 

 久々のアルバムなので、聴いていただいた方々に、新しいHKT48をお見せできたら嬉しい。顔ぶれの新しさだけでなく、ダンスが揃っているとか、実力の面でも成長したグループの姿を感じていただきたいです」

 

 12歳でHKT48に加入した矢吹も、今年で20歳。いつのまにか「後輩の方が増えた」という。

 

「自分の後輩で選抜入りするメンバーが、最近増えてきました。グループの見た目の印象も、以前より新しくなっていると感じます。私が離れていた2年半に、HKT48は成長していたのだと帰ってきて感じました。

 

(IZ*ONEの活動は)韓国で暮らしましたし、環境もまったく違います。たくさんのことを学び、いろいろな経験ができました。韓国人メンバーが踊っている姿を初めて見たとき、『髪の毛の先まで踊っている』とレベルの高さにショックを受けたのもいい思い出です」

 

 異国での活動に、思い悩んだ時期もあった。

 

「ダンスに限らず、韓国では自信をなくすことが多かったですね。日本では『歌がうまい』と言っていただけることもあったのですが、いざ韓国に行くと周りは私より上手で、それで落ち込んでしまうこともありました」

 

 そんな時期の矢吹を救ったのは、HKT48の先輩・指原莉乃だった。

 

「一緒に活動していたころは、恥ずかしくて相談とか一度もできなかったんですが、韓国で苦しかったとき、泣きながら指原さんに電話したんです。

 

『どう頑張ったらいいかわからない』と、ネガティブな気持ちをそのまま伝えてしまいました」

 

 そんな矢吹に指原は、前向きになるためのアドバイスをくれたという。

 

「『自分のいい部分を紙に書きだして、それが10個できたら送ってね』と言われたんです。そこで『歌も下手なわけではない』と、自分のことをなるべくポジティブに書くようにしました。それを続けていたら、自分のことを少し好きになれたんです。まだ、いい部分を10個見つけられなくて、リストは指原さんに送ってないですが……」

 

 2021年5月、HKT48に復帰したあとの成長も感じている。

 

「HKT48に帰ってきてレコーディングしたとき、スタッフさんに『歌い方が変わった。前よりよくなった』と言っていただけました。自分では意識していなかったのですが、韓国での活動を通してブレスのタイミングなど細かな部分もいろいろ研究したので、少しずつ成長していたのかもしれません。

 

 自分自身で確かに感じられる変化は、前よりも欲が増えたという部分ですね。今回のHKT48の選抜発表前も、初めて『センターになりたい』と強く思ったんです。それまでは『いつかセンターになれたらいいな』くらいの気持ちだったのに」

 

 復帰後は、センターとしてメンバーを牽引する役割も担うようになってきた。

 

「これまで、後輩に指導やアドバイスとかは、恥ずかしくて一切できないタイプだったのですが、最近は少し変わってきました。今回のリード曲で、ダンスの直接指導を受けたのは私だけで、ほかのメンバーはリモートのみでした。リモートではやっぱり細かい部分が伝わらないと思い、私からマネージャーさんにお願いして、メンバーの指導役となり、ダンスレッスンの時間を設けていただきました」

 

 HKT48のこれからにも思うことがある。

 

「先輩方が続々と卒業していって、いい意味でも悪い意味でも、ただの仲がいいクラスのようになっている部分があると思います。私に限らず、お互いが自分の意見を自由に言い合い、高め合い、もっと大きなグループにしていきたいですね」

 

 これからのHKT48を担いつつ、自身にも欲や夢がある。

 

「指原さんに憧れていましたし、HKT48にいた頃の指原さんみたいになりたいんです。指原さんは、アイドルとしての姿、バラエティ番組での姿と、本当にそれぞれ違うんです。私もアイドル、バラエティ、女優で違う自分を見せて、それぞれ応援していただけたら嬉しいです」

 

 最後に、「自分だけの夢リスト」の話をしてくれた。

 

「韓国に行く前に書いた “夢リスト” に、『単独センターに立つ』『学園ドラマに出る』と書いていたんです。帰国後に2つとも叶ったので、これからも夢リストを書き続けて現実にしていこうと思います」

 

 以前より欲を持ち、夢を叶えようとする矢吹自身と、新曲の歌詞には重なる部分もある。

 

「今回のリード曲は、恋愛にグイグイいくタイプの女の子の気持ちを歌っています。仕事だけでなく、なんに関しても、待っているだけでなく自分から前向きにいく姿勢は、今の自分と重なります」

 

やぶきなこ

 

 2001年6月18日生まれ 東京都出身 20歳 2013年、HKT48に加入。2015年よりAKB48チームBに兼任で所属。2018年に韓国のオーディション番組に参加し、日韓合同のグローバルグループ『IZ*ONE』のメンバーとして2021年4月まで専任で活動。2021年5月よりHKT48に復帰。12月1日発売のセカンドアルバム『アウトスタンディング』のリード曲『突然 Do love me!』にて、初の単独センターを務める。ドラマ『顔だけ先生』(東海テレビ・フジテレビ系)出演中

 

撮影・木村哲夫

( SmartFLASH )

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