奈緒　『恋です！』『あな番』…2021年の出演作は11本！「花を癒しに」奔走した1年

 

　放送中のドラマ『恋です！～ヤンキー君と白杖ガール～』（日本テレビ系）をはじめ、 2021年の奈緒の映画とドラマを合わせた出演数は11作を数える。多忙な彼女の癒やしとなっているのが花だという。

 

「少し前までは、お財布と相談して、お花屋さんで買うのは3本と決めていました。ある日、選んだ3本を店員さんに渡したら『黄色がお好きなんですね』と、黄色の花をおまけしてくれたんです。家に帰って飾ってみたら、いつもより少しだけお部屋が華やいで……。店員さんの優しさを感じて幸せな気持ちになりました」

 

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　これからの季節、奈緒の部屋にはどんな花が飾られるのか。

 

「もうすぐクリスマスなので、赤色が鮮やかなポインセチアを鉢で飾れたらな、と。シンビジウムもとても気になっています。“素朴”という花言葉を持っている控えめで、愛らしい花なんです」

 

　12月10日には、『あなたの番です 劇場版』（東宝）が公開。2019年放送のドラマ版は、マンションの住人たちが“交換殺人ゲーム”に巻き込まれる物語だった。奈緒は、主人公につきまとうエキセントリックな隣人・尾野幹葉を怪演し、話題に。劇場版では、豪華客船を舞台に連続殺人事件が起こる。

 

「劇場版では尾野ちゃんが何をやってくれるのか、ワクワクしながら台本を手に取りました。本の中の彼女は案の定、予想を楽しく裏切ってくれましたね。久しぶりだったので緊張もありましたが、ドラマ版では絡みのなかった方とのシーンもあり、刺激的な現場でした」

 

　撮影現場はとても和気あいあいとしていたようだ。

 

「再会した瞬間から、同窓会のようになっていましたね。個人的な思い出は、船上から流星群を見たこと。船での撮影日が流星群を見られる日に重なっていたので、撮影がないメンバーで一緒に眺めました。人生で初めて流れ星を見ることができたのが嬉しかったです」

 

　2021年も残すところ1カ月。奈緒はどんな一年を過ごしてきたのか。

 

「“恥を恐れず挑戦する気持ち”を大切にしてきました。今年も新しいことに挑戦して、反省することや落ち込むこともあったけれど、少しだけ視界が開けた一年になったと思います。来年は自分をより深く知る一年にしたい。自分らしさとは何か、自らに尋ねてアップデートしていきたいですね」

 

　そう言って微笑む姿は、シンビジウムのように“素朴”だった。

なお
26歳 1995年2月10日生まれ 福岡県出身　NHK連続テレビ小説『半分、青い。』に出演後、ドラマ『あなたの番です』（日本テレビ系）での怪演が話題に。現在放送中のドラマ『恋です！～ヤンキー君と白杖ガール～』（日本テレビ系）に出演。12月10日から『あなたの番です 劇場版』（東宝）が公開される。そのほか最新情報は、公式Twitter（@naonotubu）にて

 

写真・熊木 優（io）
スタイリスト・岡本純子
ヘアメイク・つばきち
撮影協力・Fleur Universelle

 

( 週刊FLASH 2021年12月14日号 )