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バイきんぐ小峠、帯番組MCなしで出演本数4位…重宝される理由は「抜群のバランス力」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.12.04 11:00 最終更新日:2021.12.04 11:00
12月1日、ニホンモニターが「2021テレビ番組出演本数ランキング」を発表。530本の番組に出演したバナナマン・設楽統が8年ぶりに1位に輝いた。
ランキング2位は麒麟の川島明(486本)、3位に博多華丸・大吉の博多大吉(478本)が続く。しかし、「このランキングでもっとも注目すべきなのは、彼らではない」(芸能事務所関係者)という声が聞こえてくる。
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「設楽さんは『ノンストップ!』(フジテレビ系)、川島さんは4月から始まった『ラヴィット!』(TBS系)、博多大吉さんは『あさイチ』(NHK)と、平日の帯番組の司会を務めています。出演本数が多いことは、そこまで不思議ではありません。
注目すべきは、440本で4位にランクインしたバイきんぐの小峠英二さんですよ。『ヒルナンデス!』の月曜レギュラーとして毎週出演しているとはいえ、帯番組の司会をしていないにもかかわらず、3位の博多大吉さんに38本差に迫る大活躍ぶりなのです」
2020年には、本誌に「冠番組を持ちたい、みたいな芸人らしい欲はない」と語っていた小峠。これほどまでに番組に起用されているのはなぜなのか。あるお笑いライターは「抜群のバランス力」がその理由だと分析する。
「小峠さんはまさにオールラウンダーです。パネラーをやっても、小峠さんに振ったらおもしろくオチをつけてくれますし、ほかの出演者をイジったりもしてくれる。さらに回し役もうまいので、MCもこなせます。
小峠さんはネタも書ける人なので、大喜利も強いですよね。本当に器用なので、テレビマンからすれば、どのバラエティに出してもなんらかの結果を出してくれる、頼もしい存在なのだと思います」
さまざまなポジションで活躍できる稀有な存在だという小峠。しかし、彼の持つキャラクターはそれだけではない。
「なかでも、イジられるポジションとして、すごく重宝されていると思いますよ。ランキングTOPの3人と違うのは、『なんて日だ!』などの “決め台詞” を持っていることです。
人気芸人としてこうした “武器” があるのは、イジりのきっかけになりやすいので相当強いと思います。
バイきんぐは若手時代、『自分から飛び出た腸で縄跳びをする』みたいな極端にシュールなネタをやっていましたが、あるときその手のネタをすべて捨てて大ブレイクしました。
シュールネタを捨ててコントの方向性を一新した経験が、今のバランス感覚につながっているのかもしれません」(前出・お笑いライター)
器用に立ち回れる「バランス力」が特徴だが、オフでは一転、頑なにキャラをブラさないのだとか。
「プライベートでお会いしたことも何度かありますが、本当に礼儀正しいんです。あいさつもしっかりされますし、売れているからと言って天狗になるようなそぶりはありません。
先輩であるハリウッドザコシショウさんが、コンビを解散して単独ライブができなくなった際は、小峠さんから合同ライブを提案するなど、義理堅いエピソードも語られています。
ブレイクする芸能人は誰でもそうだと思いますが、そうした素顔も、テレビ業界では高評価なのでしょう」(同前)
テレビ番組出演本数ランキング1位に輝き、「なんて日だ!」と叫ぶ日も近いかもしれない。
( SmartFLASH )