エンタメ・アイドル
“コロナの女王” 岡田晴恵、「『紅白』は未知の音楽と出会える場所」サカナクションに “開眼” した過去も明かす
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.12.19 06:00 最終更新日:2021.12.19 06:00
注目ミュージシャンの出場辞退、裏番組や配信メディアの台頭、男女を「紅白」に分けることへの批判ーー。
72回めの放送を迎える『NHK紅白歌合戦』のオワコン(終わったコンテンツ)説が止まらない。いま旬の “改革者” たちなら、この国民的番組をどう変えるのか?
【関連記事:東山紀之、「紅白・仮面ライダー事件」は近藤真彦のせいだった】
多くの報道・情報番組に出演する感染症の専門家、岡田晴恵氏(58)にとって、音楽は多忙な日々の “癒やし” だ。
「幼少期は母が厳しく、『紅白』が唯一観るのを許された歌番組でした。みかんを食べながら観た思い出があります。でも、ふだん歌謡曲に接していないから、 誰をお目当てにというのも特になくて。『ザ・ベストテン』さえ見ていなかったので、出てくる歌手もよくわからなかったんですよ(笑)」
しかし、10年前に白鴎大学の教授に就任してから、岡田氏の音楽環境は大きく変わった。学生たちと接し、音楽の話題にふれるうちに、スピッツやサカナクションの魅力に開眼したのだ。
「どちらのバンドも明るい曲調なのに、とても文学的な歌詞がついていたり、深いんです。スピッツはずっと『紅白』出場を辞退されていますが、こんなご時世で、ライブにもまだまだ気軽に行けませんから、(ボーカルの草野)マサムネさんには ぜひ『紅白』でも歌声を聴かせてほしいですね。
サカナクションも、2013年に一度出場したきりですので、ぜひ再び登場してもらいたいと思います」
そう言うと岡田氏は、たくさんの曲がダウンロードされたスマホを見せてくれた。自宅では、ランニングマシンの前に置かれた大きなモニターで、ライブ動画を観ながら体力作りに励んでいるという。
「サカナクションに『スローモーション』という曲があるんですよ。ところが、間違って中森明菜ちゃんの同じタイトルの曲をダウンロードしてしまったんです。でも、聴いてみると、とても素敵で、今では何度もリピートしています。だから、『紅白』では、ぜひ明菜ちゃんも観たいな(笑)」
今は、往年のスターの魅力を “発見” する毎日だという。
「同世代なのに、私は全盛期の明菜ちゃんのことをほとんど知らなかったんです。最近も、ジュリー(沢田研二)の『勝手にしやがれ』にハマってしまって……すごくカッコいいんです。だから、私のような者や若い人にとって、『紅白』は未知の音楽と出会える場所なんです」
初めてふれる音楽に、古いも新しいもない。そんな出会いの場であるかぎり、『紅白』はオワコンとはなりえないのだ。