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ゆうちゃみに聞いた!「きゃぱい」「こみこみで」誕生秘話
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.12.24 06:00 最終更新日:2021.12.24 06:00
「今日はきゃぱい。でも嬉しい。番組収録4本で、この取材は5本めだから」と、いたずらっぽく話すのは「ゆうちゃみ」こと古川優奈(こがわゆうな)(20)だ。ギャル系雑誌「egg」の専属モデルの彼女はテレビに引っ張りだこ。いまいちばん売れている “白ギャル” は年末年始に30本以上の番組出演が控えている。
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そんな彼女が発した「きゃぱい」は2021年の「egg流行語大賞」で1位に輝くなど “若者言葉” として浸透している。
「まさか自分の言葉が流行語になるとは思っていなかったので、びっくりです」と大喜びのゆうちゃみに「きゃぱい」が生まれた経緯を聞いた。
「きゃぱいは『キャパ(シティ)オーバー』の意味です。地元の大阪で、近所のおばちゃんがいつも『キャパオーバーだ〜』と言ってて。私が『キャパオーバーって長くない? きゃぱいでよくない?』と話した感じで生まれました。
いまはおばちゃんも『短くていいわ』と、きゃぱいを使ってくれてます(笑)。地元の友達はみんな使ってるし、JKもギャルも使ってくれて本当に嬉しい。いい意味にも悪い意味にも使えるのがいいのかな」
ゆうちゃみが生んだもうひとつの言葉が「こみこみで」だ。
「松本人志さんの番組に出演したときに、超緊張して。
『ママは誰よりも怖い』ってポロっと言ったあとにいろいろ聞かれて……。『これ以上、口を滑らせたらママに怒られる』と思ったら、咄嗟(とっさ)に『こみこみで(怖い)』って出たんです(笑)。それが刺さったみたい。
相手から質問されて『これ以上答えられない』『いろいろありすぎる』ってときに『こみこみで』と、相手をかわすみたいな。わりと使い勝手がいいのかも」
ギャルに大事なのは “ノリ” だという。言葉も短いのが基本で10文字以内、字面もかわいく。ゆうちゃみが「3日で新語が生まれて、入れ替わる」と話すから驚きだ。いまでもテレビで目にする「キュンです」のポーズをお願いすると……。
「古いよ! いま、それやったらバカにされちゃう」と “死語” 宣告されてしまった……。
いまのトレンドは2本指を合わせて「ハート」を作るポーズだそう。「みんなできなくて、チャレンジみたいになってるのもおもしろい(笑)」と、本誌記者にも指南してくれた。
2021年に「新語」として注目された「チルい」は、ギャル界では “日常すぎる” 言葉。
「マストです。『リラックスしてる』みたいな。最近の流行りはその上の『超チル』。『チルなことしてたら超チル』って感じ。おじさんたちもお酒を飲んでるときは超チルですよね。あとは『ぽ』が大事。ごめんじゃなくて『ごめぽ』、眠いときは『ねむぽ』。eggモデルもみんな使ってるので、これから流行るんじゃないかな」
ギャルは楽しさも重視する。動画アプリ「TikTok」からも流行語は生まれるが、大人たちには縁遠い……。
「だから、私みたいなギャルが最先端を教えたほうがいいよねって思います。『羽ばたいてるね』は覚えてほしい! 『いつもよりいい感じ。イケてる』みたいな。ギャルはフレンドリーなコが多いから、恐れずにいてくれたらじつはギャル側も喜びます。私はまだまだテレビに出始めたばかりだし、おじさんでも『ゆうちゃみ〜』って話しかけてくれたらすごく嬉しい。『おじさん』っていうワードもかわいいし」
2021年はテレビの世界で “羽ばたいた” ゆうちゃみだが、大人の多い世界はどう見えた?
「まだまだテレビに出ると圧倒される感じで、きゃぱいです。同時にこんな意味わかんないギャルに絡んでくれて、本当に嬉しい。2022年はギャルのトップを獲りたい!」
2022年も続く活躍を見逃したら、「ごめぽ」じゃすまされないぞ!
写真・久保貴弘