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キクチウソツカナイ。× 赤松恵 ネクストブレイクするのは「遅咲き」と「アスリート」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.12.24 21:00 最終更新日:2021.12.24 21:00
一世を風靡したグラビアアイドル赤松恵がDVDメーカーの営業に転身していた!アイドル研究家芸人・キクチウソツカナイ。氏と2022年のグラビア界について、徹底討論した。
■サービス精神があって裏表のない本気のコは売れる!
― 美女を見る目が肥えたお2人の対談ということで、まずはグラビア視点で’21年を振り返っていただくと、どんな1年だったでしょうか?
キクチ びっくりしたんですけど、あの赤松恵さんですよね?
赤松 はい(笑)。公表はしていませんでしたが、じつは今DVDメーカーの営業をしています。今回、初めて公の場でお話しするので、緊張していますが、よろしくお願いします。
キクチ まさに“グラビアのプロ”ですね。では、グラビアDVD界隈の話からしましょう! ’20年からのコロナ禍でグラビアアイドルの動画はDVDより配信が増えていますよね。
赤松 そうですね。その状況は今も変わらず配信文化が定着し、DVDの発売枚数はかなり減りました。そんななかでも、9月に1stDVDでデビューした山田かなさんは、1作めからヒットを飛ばした期待の新人として業界で注目されています。撮影会でもサービス精神旺盛で、会った人がことごとく「好きになる」とか。
キクチ サービス精神があって、裏表なく本気を感じるコはやっぱり売れていきますよね。今その話を聞いているだけでも応援したい気持ちになるな。
赤松 デビューが25歳で、わりと遅めですが、ファンの方の年齢層も上がっているので、逆にハマったのかなと。
キクチ 同感です。グラビアをメインで見てきた人たちがすっかりおじさん世代になっているので、じつは20代後半とか30代の遅咲きのコが’22年はブレイクするのではないかなと。長くグラビアをやってきた人などが報われる年になるかもしれませんね。
赤松 うちで、ここ数年連続でリリースさせていただいている星名美津紀さんもしっとりとした大人の女性に成長して、魅力が増していると思います。15歳から10年間の成長を見られるということもなかなかないと思うので、そういう面もぜひ見てほしいですね。
― 若い世代の注目株はいますか?
キクチ 菊地姫奈さんのキャピキャピしていない、あどけなさも残るかわいさは気になります。みんな一瞬で好きになると思いますよ。同じキクチなだけに、より応援しています(笑)。
赤松 現役大学生で“令和のハイレグプリンセス”こと林田百加さんもいいですよ。グラビアの方は、どちらかというと陰がある方も多いですが、“エナジースマイル”といわれるくらいすごくハツラツとしていて惹かれます。セールスポイントを全力でやってくれるコは強い!
■セールスポイントを全力でやってくれるコは強い!
― 林田さんは「FLASH」に登場した際、手売りで約500冊を完売させたことも話題になりました。
キクチ 掲載号を自分で売って、宣伝して頑張るって、倉持由香さんを彷彿とさせますね。そういうコは本当に応援したくなります。自分のセールスポイントのハイレグも全力でやってくれているし、こういうコは強いです!
赤松 藤乃あおいさんもつねに全力で頑張っていらっしゃるからいいなと思って見ている一人です。撮影会からどんどんファンが増えていって、1年間でうちを含めて4つのメーカーから5作品のDVDが出たくらい爆発的な人気なんです。これだけ個性豊かな今のグラビア界で定番ともいえる巨乳を武器にトップを獲るのはすごいです。
キクチ お笑いでもキャラとかリズムネタとかいろいろあるなか、しゃべくり漫才で優勝するみたいなことですね。本当に素晴らしい!
赤松 ご本人に魅力があるのはもちろんですが、事務所が一丸となってグラビアに全力投球しているのも功を奏していると思います。雑誌にもたくさん出て、売れてくると露出を抑えることが多いですが、藤乃さんの場合はDVDでも精力的にチャレンジし続けているという、今までにないパターンです。
キクチ 勝負どころで引いてしまう人が多いですからね。そういう意味では、今グラビアをやりながら『めざましテレビ』にも出演している志田音々さんは、このままグラビアで突き抜けてほしいなあ。元気いっぱいのグラビアがかわいいですよね!
赤松 セクシーさも大事ですが、元気がもらえるというのもグラビアには必要ですからね。
キクチ そうですね。自分も一瞬でこのコを応援したい気持ちにさせられました。以前「FLASHスペシャル」のライブ配信でお会いしたときに所属事務所の方も一緒に楽しそうにグラビアの仕事を盛り上げられていて。だから志田さんのグラビアもハツラツとしたいい感じになるんだと思いました。
― グラビアの出来には事務所も関係ありますか?
キクチ 事務所の雰囲気は本人に伝わりますからね。最近、氷川きよしさんが所属する事務所が新たに若手でグラビアができるコを輩出していて、事務所としても新たな挑戦だと思うので、気合の違いを感じていて。なかでも美澄衿依さんは“ブレイク前夜”的な注目を集めていますね。ハーフなのにハーフっぽくない感じがいいと思います。
■女のコに設定を与えて物語仕立てにするなど、見せ方にも革命が
― 赤松さんがグラビアをされていたときと比べて、変化は感じますか?
赤松 私がグラビアをやっていたときは、ちょうどインリン・オブ・ジョイトイさんが着エロブームを作ったころで、みんなまねをしていました。ボンデージ衣装にちょっと挑戦的な表情でS的な感じが流行していたと思います。
キクチ セクシーさはどうでしたか?
赤松 挑発的なポーズもありましたけど、今と比べるとぬるいですね(笑)。林田さんのハイレグなんて、私たちの時代では考えられなかったです。「今はこんなにかわいい装いでこんなに攻めたことをやるんだ」と衝撃でした。
キクチ なるほど。
赤松 あと、最近はテーマ性がある作品が増えているのも新鮮です。女のコに設定を与えて物語仕立てで撮影するなど、見せ方にも革命が起きているなと感じています。
キクチ 女のコも設定があるほうが自然にカメラの前に立てるだろうし、いい作品が生まれやすいのでしょうね。
― ’21年に感じられたグラビアの傾向はありますか?
赤松 東京オリンピックがあったからか、アスリート系の肩書を持つ人をよく目にしました。’22年2月には冬季オリンピックがあるので、まだまだ増えそうです。
キクチ アスリート系で言うと、現役テニスプレーヤーのレイン・マッケンジーさんはぜひ覚えてほしいです。まだ16歳ですが、スタイル抜群でエマ・ワトソンみたいなかわいさ。第二のシャラポワみたいな盛り上がりをみせています。
赤松 16歳なのに、すごく大人びていていいですね。
キクチ グラビアはやってくれないと思いますが、もし「ソフマップ」などでイベントをすることになったら、絶対司会で行きたいですね(笑)。あと、グラビアを見たいのがレースクイーンやコンパニオンモデルをされている晶羅さん。身長176cmで菜々緒さんのようにスタイルがいい美人さんだから、親近感があるグラビアではなくて「手が届かない」と思わせてくれるようなグラビアを見せてくれそうだなと。そういうグラビアも文化としてあってほしいなと思っているので。
赤松 たしかに、芸術性を感じさせるグラビアも見たいです。そういう面では、コスプレイヤーさんのグラビアもこだわりが段違いなので、グラビアの幅を広げているなと感じます。
キクチ 今は、年齢もジャンルも本当に多様化しているから、楽しみですね。とはいえ、結局は直接会って“いいコだな”“応援したいな”と思えるコに気持ちが入っちゃいますよね。
赤松 撮影会など直接ファンと交流できる場は重要だということですね。