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錦鯉 柄シャツ&ハットが不評だった “M-1覇者” は「スーツで激変!」

エンタメ・アイドル 投稿日:2021.12.23 19:40FLASH編集部

錦鯉 柄シャツ&ハットが不評だった “M-1覇者” は「スーツで激変!」

2012年ころ。2人はまだスーツ姿ではなく、長谷川は坊主頭、渡辺はハットをかぶっていた。

 

M-1グランプリ2021』を制し、人気沸騰中の錦鯉。波及効果は各方面に及び、アパレルブランド「ハードコアチョコレート」とコラボしたTシャツは放送終了直後からバカ売れし、現在品切れ中だ(12月22日現在)。

 

「通常の10倍くらいの売り上げです。うちのブランドでは、同じく決勝に出たインディアンスや、審査員のオール巨人師匠とのコラボTシャツも出していて、そちらも売れてます。 M-1効果は確実にありますね」と語るのは、ハードコアチョコレート代表の宗方雅也さん。

 

 

 じつは、同社と錦鯉との縁は深い。宗方さんは、2003年からコロナ禍前の2019年まで毎年2回、全国からファッション・ブランドが集うTシャツ即売会イベント『Tシャツラブサミット(ラブサミ)』を主催していた。このイベントでは、特設ステージでおこなわれる 投げ銭制の『お笑いサバイバー・シリーズ』(2005年から開始)が名物になっており、毎回10組ほどの芸人が観客の目の前でお笑いライブを繰り広げていた。

 

「ギャラはお客さんからの投げ銭ですから、売れっ子はあまり出てきません。地下芸人が中心になりますが、僕が面白いと思う人にお願いして、これまで冷蔵庫マンやチャンス大城、米粒写経、ガッポリ建設など、いろいろな芸人に出てもらいました。

 

 ハリウッドザコシショウと知り合ってからは、売れる前のバイきんぐやコウメ太夫など、SMA(ソニー・ミュージックアーティスツ)の若手で気になった人に声をかけてきました。渡辺(隆)くんの前のコンビ、『桜前線』にも出てもらったんです。その後、錦鯉を結成してすぐに出てもらったところ、こりゃ面白いなと。イベントの司会をやってもらっていた芸人・プチ鹿島さんが言うところの『地下にはスゴいやつがゴロゴロいる』の典型だと思いました。

 

 錦鯉にはライブのトリを任せています。やっぱりちゃんと面白くて場を締められないと、トリは務まりません。錦鯉は確実に笑いを取れます。以前は柄シャツの(長谷川)雅紀さんに、ハットかぶった渡辺くんで、見た目は悪かったですね(笑)。衣装をスーツに変えてから、お客さんの見る目も変わりました。そのころから、トリをお願いするようになりました」(宗方さん、以下同)

 

 当時の写真を見てみると、長谷川(左)は坊主頭。歯も少し多い。渡辺は黒いハットで、2人とも柄シャツにTシャツと、今の衣装とはまるで違う。

 

「スーツ姿になって、まさのりさんはスキンヘッドにして、一気に『バカ』が加速した感じです。渡辺くんも回しのよさ、ツッコミの力、すべて侮れないんですよ。ふたりとも“地肩”が強く、スゴい球を投げるんです」

 

 錦鯉は昔からおもしろかった。ただ、地上に出てこなかっただけなのだ。

 

「当時『ラブサミ』で錦鯉を見ていた人たちからすれば、知り合いがスターになったような感動だと思いますよ。本来はTシャツの即売イベントですから、お笑い事務所のライブと違って、普段はお笑いを見ない人も来ているんです。そこで毎回、結果を残していたわけだから、こうなるのも必然だったんじゃないですかね」

 

 どんな場所でも爆笑を取り続け、ついに全国民を熱狂させた錦鯉。長い長い鯉の滝登りは完結し、ついに龍になったのだ。

 

( SmartFLASH )

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