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ミキ亜生、ノンスタ井上、たむけん…芸人の“結婚報道&否定”ラッシュの背景に見える「スポーツ紙のお正月事情」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.01.07 12:56 最終更新日:2022.01.07 13:22
2022年は元日から、人気芸人の結婚報道と、それを本人側が否定するという出来事が相次いだ。ミキの亜生(33)、鬼越トマホークの坂井良多(36)、ニューヨークの屋敷裕政(35)、アンタッチャブルの柴田英嗣(46)らが結婚予定であると、大々的にスポーツ各紙が取り上げたのだ。
亜生は「三重県出身の読者モデル美女と年内結婚」(スポーツ報知)、坂井は20代一般女性と「1年弱の真剣交際を実らせてのゴールイン」(日刊スポーツ)と報じられたが、所属事務所がすぐに否定。坂井の相方である金ちゃん(36)は「正月はニュースがないのか4連チャンで載ってた笑」(原文ママ・以下同)とツイートするなど、すっかりネタ扱い。
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屋敷も「18年交際する同い年の一般女性と近く結婚することが31日、分かった」(サンケイスポーツ)と書かれたが、「2022年さっそく変な結婚ラッシュがおこってる!!」と自らのTwitterで一蹴。柴田も「10歳年下の一般女性と再婚することが31日、分かった」と断定的に書かれ、「まだでございます。彼女もちょっと驚いているんです」とラジオで語り、婚姻届は出していないと否定した。
そして、ノンスタイルの井上裕介(41)も一部で年内結婚と報じられ「変な誤解を生むのが嫌なので訂正しときますが、年内結婚と言われても、まだ両親に会わせてもなければ、5年も付き合ってない。このニュースのおかげで喧嘩して別れるかもしれない」とツイート。報道後に即、否定という、メディアと芸人の大喜利のような展開が連続で繰り広げられた。
「そのなかで、蛙亭の中野周平(31)が『爆笑ヒットパレード2022』(フジテレビ系)生出演中に、2022年2月22日に結婚すると発表しました。『ネットニュースになったらお年玉 新春ご報告記者会見』のコーナーだったのですが、見事に即トピックになっていました(笑)」(スポーツ紙記者)
さらにもうひとり。たむらけんじ(48)も元日付のスポーツ報知で一般女性との再婚を報じられたが、自身のInstagramで戸惑いを露わにした。
「朝起きたら、皆んなからおめでとう(祝)って来るから新年かなって思ったらちゃうやん!!俺が再婚!?ちょっと待って!!こんな事実ほんまにないよー!!マジで全くない話です。再婚する時はFlashさんに言うって言うてるやん!!Flashさん僕はまだ熱愛中ですのでご安心ください」
それにしても、なぜこのような芸人の結婚報道ラッシュが起きたのか。芸能ジャーナリスト・平田昇二氏が分析する。
「スポーツ紙が“元日スクープ”をおこなう理由は、お正月は野球などのスポーツのメイン競技がオフシーズンに当たり、また大きなニュースも比較的、少ないからです。そのため、各社ともに一面を派手な芸能ニュースにしようという風潮が昔からあります。
結婚は明るいニュースなので、多少、飛ばし記事(裏付けが十分でない記事)になっても、本人や所属事務所は怒りませんから、元日の芸能ニュースのなかでも見せ場を作る、最大のチャンスだと思われます。
スポーツ紙は夕刊紙や週刊誌と違って、ドラマや映画で〇〇が主演を務める、〇〇がCDを出すなど、制作ニュースを扱うメディアなので、芸能事務所とは日ごろの付き合いがあるため、基本的にあまり飛ばし記事は載せられません。新人を取り上げたり、制作ニュースを大きく報じたりするなど、日ごろの貢献度の積み重ねの結果として、事務所からお許しを得て記事を書く場合もあります。
ただ、スポーツ紙関係者のなかには『俳優、女優の場合は熱愛、結婚と書かれたらCM降板に繋がるなど仕事に影響が出る恐れがあるけれど、芸人だったら許してくれるのでは…』という雰囲気もあり、実際、事務所側は芸人の記事ならGOサインを出すことが多くなっています。また、芸人の人気や注目度が上がってきていることも、記事が増えている一因でしょう。
いずれにしても記事にする際は、スポーツ紙側は事務所に必ず連絡を入れています。断りもなく記事を書いたために、事務所との付き合いがなくなって取材拒否に、なんてなったらスポーツ紙はお手上げですからね。ただ、事務所の担当者は記事になると事前に知っていても、事務所全体や芸人本人は知らない場合もあると思われます。そのため、報道のあとで本人が否定するパターンもあるのだと思われます」
まるで「おとそ気分」で続出したかのような、結婚報道ラッシュ。読む側としては否定されてしまうと、余計に真実を知りたくなるものだが…。
( SmartFLASH )