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前澤友作「無重力、ナメてました」役立ったのは愛用のタオル
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.01.07 20:00 最終更新日:2022.01.07 20:00
1月7日、外国人記者クラブで、前澤友作氏が「宇宙旅行の土産話」を披露した。12月8日にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から、国際宇宙ステーション(ISS)に向かい、日本人の民間人として初めて12日間にわたって滞在。2人で100億円とも言われる宇宙旅行のエピソードを明かした。
「“帰球”したばかりで頭が働いていない」という前澤氏は、さっぱりとした笑顔で登場。
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「宇宙への興味って、子供の頃に、ハレー彗星が接近した当時からだと思います。今回は7年前に、とあるアメリカの社長さんから『前澤さん、行ってみませんか~。そういうツアーがありますよ』と言われ、行ってみたんです」
ISSIでの生活について、「まあ正直、無重力をナメてました(笑)。練習で味わった20秒程度の無重力とは、当たり前だけど、全然違うんですよね。滞在中、徐々に慣れていきましたけど、今度は地球に帰ってきて、地球の1Gってこんなに重かったんだなって。せっかく慣れたのにまた大変です」と笑う。
「宇宙では、国を指導するような方々が、この地球を見たときにどのようなお気持ちになられるのだろう、と思いましたね。
自分はリーダーではないけれど、まあ、提案とか相談はできる。国のリーダーたちが宇宙で会議したらいいと思いました」
宇宙に持っていってよかったものを聞かれると、「愛用しているタオル(笑)。ふだん、タオルにくるまって眠るので。無重力下では、浮いてるから苦労しました(笑)。愛用のタオルに包まれることで、なんとか安心感を得ることができました」と話す。
また、日本の若手アーティスト、井田幸昌氏の「画家のアトリエ」という絵を持ちこんだという。
「ISS内は殺伐としてるから、(絵があれば)クルーの心も和むかなと。最後はどうぞ好きなところにかけてお楽しみくださいと残してきた。みなさん喜んでくださった」
やり残したことは夜景の撮影だという。
「ISSの軌道と太陽の角度の関係で、常時、明るい状態でした。なのでまた時期を変えて行きたいと思っちゃいました(笑)」
前澤氏は、2023年に月の裏側を周回するプロジェクトを立ち上げているが、メンバーは公募で選んでいる。
「一緒に月に行きませんかって公募したら、100 万人の方が応募してくださったんですね、世界中から。現在選考の最終段階なんですが、顔ぶれが多彩で宇宙に対して強い思いを持っている方が残っている。今年の初めにまたアナウンスできると思います」
今回の宇宙旅行では、訓練期間が9カ月もあった。「9割は非常事態訓練です。伝統って言えるやつだと、いくら丼を食べたんです。魚卵が胃に残らず最も栄養価が高いって言われて」。ちなみに、残念ながらUFOはいなかったと笑った。
「僕は世界のリーダーではないですけれど、宇宙って夢があるよねっていう姿をお子さんに見せていくとか、勇気を見せていくことはできると思うからやめるつもりはない。夢や勇気があれば平和はついてくると。ざっくりですが夢を持つ大切さを伝えたい。
今回(宇宙から)、地球を見て、俺は地球に住みたいなと思ったので、大事に大事にして、地球に住みたい」
会見の最後、前澤氏は、「宇宙に行くと地球に夢中になる」との名言を残し、会場を後にした。
( SmartFLASH )