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2人のプロゲーマー、連日の “即契約解除” に「事務所の存在意義」問う声…東出昌大の前事務所とは対照的
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.02.19 06:00 最終更新日:2022.02.19 06:37
わずか1日で “渦中の人” となった女性プロゲーマー・たぬかな選手。
たぬかな選手は、2月15日に配信プラットフォーム「mildom」での配信中、「170(センチ)ないと、正直、人権ないんで。170センチない方は『俺って人権ないんだ』って思いながら生きていってください」などと発言。発言を批判されると、「ホンマちっちゃい男に人権あるわけないだろ、お前」と火に油を注いだ。
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この発言をめぐり、ネット上で批判が殺到。プロゲーミングチーム「CYCLOPS athlete gaming」を運営するブロードメディアeスポーツは、2月17日、「鉄拳」プロプレーヤーのたぬかな選手との契約を解除したと発表した。
CYCLOPS athlete gamingは続いて18日、所属プロゲーマーのKbaton(コバトン)選手との契約も解除したとTwitterで発表した。具体的な理由については触れられていないが、Kbaton選手をめぐっては、過去の “差別用語スラング” 発言が問題視されている。
「4〜7年前の発言とはいえ、Kbaton選手の発言は非常に差別的なものでした。2日連続で2選手の契約を解除した同事務所には《英断だった》《お手本のような素早い判断》という賞賛が送られるいっぽう、《あまりに早すぎる判断なのでは?》《放任してた事務所は悪くないの?守れとまでは言わないけど、対応とかは一緒に考えてあげたのかな?》と、事務所の “存在意義” を問う意見も見られました」(ゲーム誌ライター)
不祥事を起こした所属タレントをすぐには切り捨てず、更生の道を一緒に模索する……。CYCLOPS athlete gamingとは対照的な姿勢をとっていたのが、俳優・東出昌大が所属していたユマニテだ。
「度重なる女性トラブルの末、東出さんは所属事務所と袂を分かつことになりました。2月14日、ユマニテは東出さんとの契約解除についての文章を発表しています。そこには、《2020年1月の東出昌大の不祥事以来 2年間にわたって、弊社はさまざまな問題に全力で対処してまいりました。そして、また、彼の俳優としての再生への道も模索してまいりました》とありました。
タレントの再生に奔走した姿勢に、《事務所の人も努力してたんだね》と同情の声も多く寄せられました」
プロゲーマーと俳優……職種が違うとはいえ、公に活躍するタレントを抱える事務所であることに変わりはない。この対応の “差” について、前出のゲーム誌ライターはこう語る。
「プロゲーマー市場は、日本のなかではまだまだ市場が小さい。プロといっても、その稼ぎだけで生活できる人はほんの一握りなんです。一度批判にさらされたタレントを管理・再生するには、資金と人材が足りないという悲しい現実があるのです」
たぬかな選手とKbaton選手は、所属事務所が契約を解除してしまったことで、頼れる場所さえも失ってしまった。
( SmartFLASH )