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【坂本冬美のモゴモゴモゴ】『秋まつり、お月さま』カップリング曲は中島みゆきさんの『化粧』…ビビッと反応するのかな!

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.02.26 06:00 最終更新日:2022.02.26 06:00

【坂本冬美のモゴモゴモゴ】『秋まつり、お月さま』カップリング曲は中島みゆきさんの『化粧』…ビビッと反応するのかな!

坂本冬美

 

 NHKラジオ第1のユアソングとして作っていただいたのが、2006年11月1日にリリースした『秋まつり、お月さま』です。

 

 ユアソングというのは、新人からベテランまで、幅広い層の歌手を起用し、ラジオ番組発で新曲を発表。それを『新ラジオ歌謡』や『歌の散歩道』など、複数の番組で放送していただけるという、ちょっとワクワクするような企画です。

 

 

『秋まつり、お月さま』の作詞は、シンガー・ソングライターであり、トラックメーカーであり、DJでもあるというマルチな才能の持ち主のグディングス利奈さんと、プロデューサーでもある佐藤剛さん。

 

 曲を書いてくださったのもグディングス利奈さんで、なんと、レゲエと和のコラボレーションで、純愛を歌い上げるという、言葉で説明するのはちょっと……いや、かなり難しい作品です。

 

 むむっ、なんかよくわからないけど興味あるぞという方は、先日久しぶりに歌ったのをYouTubeにアップしたので、ぜひぜひぜひ、そちらをご覧になってください。

 

■女性の情念や怨念がたっぷり詰まっている

 

 と、さりげなく宣伝をしたところで(笑)、今日のメインテーマである、中島みゆきさんと松任谷由実さん……尊敬してやまないお2人の偉大なる歌姫に話を移しましょう。

 

 デビューのころからお世話になり、今では家族ぐるみでおつき合いをしているヘアメイクさんが、中島みゆきさんの大、大ファンで。移動中は、その彼女が大量に持ち込んだ中島みゆきさんのカセットテープ(古いなぁ)を、ず〜〜〜っと聴いていた時期があります。

 

ーー好きな曲は?

 

 と聞かれると、返事に困っちゃうほどたくさんあって。なかでも、『雪』『わかれうた』『地上の星』『ひとり上手』など、カバーさせていただいたり、ステージで歌わせていただいている曲は、どれも大好きです。で、歌えば歌うほど好きになっていく。

 

 これは……わたしが言うのもおこがましいのですが、中島みゆきさんの歌って、わたしにすごく合っているからじゃないかと……モゴモゴモゴ。

 

『秋まつり、お月さま』のカップリング曲としてカバーさせていただいた『化粧』もそうですが、中島みゆきさんの歌って、恨み節的なところがあるじゃないですか。女性の情念や怨念がたっぷり詰まっていたりして。

 

 中島みゆきさんのそういう部分と、わたしのウエットな部分が、ビビッと反応するのかなぁなんて勝手に思って、嬉しくなったりしている今日このごろです。

 

 もう一方のユーミンさんとは、レコード会社が同じという特権を最大限に生かして、何度かコンサートを観させていただき、プロフェッショナルのすごさというのを勉強させていただきました。

 

 ただ……歌うとなると、わたしにはかなりハードルが高くて。ほぼ、お手上げ状態に近い感じがしています。

 

 昨秋、発売したコンセプトアルバム『Love Emotion』で『真夏の夜の夢』をカバーさせていただきましたが……自分の歌い方で歌うと演歌になっちゃうし、それを変えようとすると間延びしちゃう……。

 

 ユーミンさんの歌は、ユーミンさんのあの独特な歌い方で成立しているんだということがよぉ~くわかりました。

 

 なんとか頑張れるのは、松任谷由実さんになる前……荒井由実さんの曲までかなぁと。チャンスがあったら、『翳(かげ)りゆく部屋』に挑戦してみたいと思っています。

 

さかもとふゆみ
1967年3月30日生まれ 和歌山県出身 『祝い酒』『夜桜お七』など数多くのヒット曲を持ち、『また君に恋してる』は社会現象にもなった。桑田佳祐氏から届けられた『ブッダのように私は死んだ』のリリースによって生まれた「情念POPS」をセレクトして制作された最新コンセプトアルバム『Love Emotion』好評発売中!

 

写真・中村功 
構成・工藤晋

 

( 週刊FLASH 2022年3月8日号 )

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