赤西はイクメン、手越はボランティア、岩橋はソロ出発…“辞めジャニ“たちの「田中聖と真逆」な奮闘姿

 

　2月24日、元KAT-TUNのメンバーで、シンガーソングライターの田中聖（36）が、覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕された。

 

　各メディアによると、田中は1月30日、名古屋市内のビジネスホテルで、覚醒剤約0.164グラムを所持していた疑いが持たれているとのこと。警察の調べに対し、「わからない」と容疑を否認していると報じられた。

 

「ジャニーズ事務所を辞めた元ジャニーズアイドルたちは、“辞めジャニ”と呼ばれ、退所後の挙動にはファンからもメディアからも注目が集まっています。

 

　田中さんは退所後も音楽活動を精力的に続けていたようですが、金銭的には常に厳しい状況だったということが報じられました。2017年6月13日号の『週刊女性』によれば、田中はジャニーズ時代から実家のローン返済や店の家賃など、数千万単位の借金に追われていたといいます。

 

“辞めジャニ”のなかでも田中さんは、とりわけすさんだ生活を送っていたようです」（芸能記者）

 

　そんな田中の荒んだ生活を、本誌も目撃していた。2021年12月31日、千葉県内のラブホテルから出てきた田中。フロントでもたつく女性には見向きもせず、そそくさとその場を去っていった。

 

　女性の友人は、当時の本誌取材に対し、田中が続けているゲーム実況などがきっかけでつながったことを明かしていた。田中は車やトイレなどに呼び出し、 1時間ほどで女性を帰らせることもあったという。

 

「しかし、“辞めジャニ”のなかには、いまでも輝かしい功績を残し、活躍している人も多い。いまだ多くのレギュラー番組を抱える元SMAPの中居正広さんや、ハリウッドでの挑戦を目指し2020年10月に退所した山下智久さん。

 

　そのほか、元シブがき隊の本木雅弘さんは、CMの年間契約料だけで1社につき4000万円の収入があるとも報じられ、俳優としても評価が高いと聞いています」（前出・芸能記者）

 

　本誌も、“辞めジャニ”たちの奮闘姿を目撃している。

 

　2019年11月上旬、都内の雑居ビルを後にすると、ラフなTシャツ姿で娘の荷物をかかえていたのは赤西仁（37）。愛娘に笑顔を向ける“イクメン”姿をキャッチした。乗り込んだ後部座席には、妻の黒木メイサ（33）と長男の姿も。その後、赤西一家を乗せた車は、高級会員制社交クラブへ……。

 

　2014年2月末にジャニーズ事務所を退社した赤西だが、このときはプライベートにもかかわらず、「車には運転手つき」という超セレブぶりだった。

 

　もちろん、このセレブぶりは赤西の成功の証だ。当時、芸能記者は本誌に「中国企業やイベント会社から赤西に合計3億円もの仕事のオファーがあった」とも語っていた。

 

「なんでも聞いてください。なんでも話しますよーー」

 

　本誌にそう語っていたのは、手越祐也（34）。ジャニーズ事務所退所会見から約1カ月がたった2020年7月20日。ひとり親家庭への弁当配達ボランティアに向かう前、取材に応えてくれた。

 

　退所後すぐに『世界の果てまでイッテQ！』（日本テレビ系）などへの出演がなくなり、テレビから姿を消した手越。当時、テレビ出演について「オファーがあればもちろん出たい」と語っていた。

 

「オファーがあれば、もちろん出たいです。でも、テレビ局はジャニーズのことも考えなくちゃいけないから、出られないのは仕方ないと思う。

 

　ただ、俺はやっぱりプレーヤー（演者）なんで、出られたら力を振り絞ります。テレビ局が『俺とジャニーズ、どっちか？』って天秤にかけてみて、『しがらみを取っ払ってでも、手越を使う』と思えるぐらいの結果を見せるしかない」

 

　現在はYouTubeに活躍の拠点を移している手越。しかし、チャンネル登録者数は減少気味。一時は170万人以上の登録者がいたが、現在は152万人に落ち着いる。さらに、2月22日の『文春オンライン』は、手越が手掛けた美容サロン「TEGOSHI BEAUTY SALON」の経営が悪化していると報じられ、“起死回生”できるか否か、注目が集まっているところだ。

 

　そして2021年10月1日、原宿に突如姿を見せたのは、元King＆Princeの岩橋玄樹（25）。パニック障害で2018年から活動を休止しており、2021年3月、復帰が叶わぬまま脱退。同時にジャニーズ事務所を退所することも明らかになった。その際本人が発表したコメントによると、幼少期からその症状に悩まされていたという。

 

　原宿で目撃された当時の岩橋は、インスタやツイッターを更新することはあったものの、公の場に登場することはほぼない状態だった。“若者の街”に突如出現した岩橋に気づいたファンはさぞ驚いたことだろう。居合わせたファンは、当時の状況をこう語ってくれていた。

 

「玄樹くんは、キンプリメンバーの平野紫耀くんと訪れたことのある、アメリカンな雰囲気のハンバーガー屋さんからマネージャーさんと出てきました。サインをねだったりする人もいましたが、駆け足でタクシーに乗って帰ってしまいました」

 

　折しもこの10月1日は、ソロとして初となるシングル楽曲をリリースすると発表した日。女性誌記者は、岩橋に集まる“期待の目”について「活動が海外に広がっていく可能性もある」としたうえで、こう語っていた。

 

「ハリウッド映画に出演して公開が予定されている山下智久さん、中国に進出してブレイク中の赤西仁さん、英国制作の映画に出演予定の錦戸亮さんなど、ジャニーズ事務所を退所したタレントたちが、その後の活動拠点を海外に求めることは、一つの流れになっています。

 

　近年はジャニーズ事務所自体、経営陣が新体制になるなど、たびたびビッグニュースが報じられていますが、退所したタレントたちにも、まだまだ動きがありそうです」（同前）

 

　逮捕された田中とは真逆な奮闘を見せている“辞めジャニ”たち。これからも目が離せなさそうだ。

 

( SmartFLASH )