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高橋光臣、肉体派俳優の原点はラグビー名門校時代の “ぶつかり稽古”…「100キロ級の選手とずっとやらされた」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.03.13 11:00 最終更新日:2022.03.13 11:00
現在放送中の日曜劇場『DCU』(TBS系)の視聴率が好調だ。タイトルにもなっている「DCU」とは、水中で起きた事件や事故の捜査をおこなうスペシャリスト集団で、高橋光臣(40)は副隊長を演じている。
当然、水中に潜って捜査をするシーンも多いが、高橋はドラマ『ノーサイド・ゲーム』(2019年、TBS系)でもラグビーチームのキャプテンを演じたように、“肉体派” でもある。その原点は、中学2年生から始めたラグビーにある。
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――中学に入ったときからラグビー部入部を決めていた?
「それが違うんです。漫画の『スラムダンク』に影響されて、最初はバスケットボール部に入部したんですよ。ところが顧問の先生が異動されて、廃部になってしまったんです。それで、当時はシャ乱Qさんのファンだったので、サックスが吹いてみたくて吹奏楽部に入部しました。
サックスの練習に励んでいたんですが、中学2年生のときに、ラグビー部が創部されて、顧問の先生がスカウトしにきました。
僕は運動神経がいいほうだったので、『お前はサックスを吹いているような人間じゃない』と言われて(笑)、ラグビー部に入部しました。仲のいい友達も多かったので、そのまま続けることにしました」
――高校はラグビーの名門、啓光学園(現在は常翔啓光学園)ですが?
「それもラグビーで決めたわけではないんです(笑)。進路相談のときに、先生から渡されたラグビーボールに、前年度の全国大会に出場した高校の名前が書いてあって『どこがいい?』と。
僕の名前と同じ “光” という字が入っている啓光学園に決めました。全国トップレベルのラグビーの名門だとは、まったく知りませんでした(笑)。入学してラグビーに入部しましたが、練習が死ぬほどつらくて。こんなはずじゃなかったと思いました」
――厳しい啓光学園のラグビー部の練習で忘れられない練習は?
「“ロード、タイトラ、ピンピン” という練習があったんですが、これが本当につらかったですね。
まず、ロードは3〜6キロを全速力で走ります。そのあとのタイトラはタイムトライアル。300メートルぐらいのグラウンドを5キロの重りを持って、8人ぐらいで競走するんです。
この2つだけでも本当にしんどいんですが、最後のピンピン。これがキツかった(笑)。
真ん中に監督がいて、僕らは左右に別れて笛の音でスタートします。監督がどちらかにボールを投げ、渡された方がバックで、持ってないほうがディフェンス。一対一でぶつかり合わないといけなくて、逃げたらいけない。助走をつけた相撲の立ち会いみたいな感じです。怖いし痛いし、逃げたら怒られる。
ラグビーは体重制限がないので、試合中はどんな相手とぶつかるかわからないということで、体のデカい選手と当てられるんです。僕は当時75キロぐらいでしたが、100キロ級の選手とずっとやらされたので、嫌で嫌で仕方なかった(笑)。有名な練習で、今でもよく覚えています」
――俳優になってからの体作りは?
「コロナ禍で時間ができたこともあり、武術稽古をする『斬新塾』というところに殺陣の稽古に通っています。武術は心身ともに引き締まるので、とてもいい時間になっています」
――『DCU』では潜水士の役ですが、苦労している点は?
「じつは撮影に入る前に、半年ぐらい各地の海に通って、ダイビングの免許を取得しました。撮影は水中も多く、なかなかハードですが、高校のラグビー部時代に厳しい練習に耐えてきた経験が生きているかもしれませんね(笑)」
――『DCU』で海外進出の夢も開くのでは?
「『DCU』は海外配信もあるので、スタッフの方々も『一緒にレッドカーペットを歩きましょう』みたいなことを言ってくださったりしますし、映画化されて、各国の映画賞などから声がかかる可能性もゼロじゃないですよね。
じつは先日、40歳になったばかりなんですが、本当に楽しくなりそうなのはこれからじゃないかなと。50歳になったときに、40歳の自分に褒めてもらえるように、仕事を頑張っていきたいですね」
たかはしみつおみ
1982年3月10日生まれ 大阪府出身 2005年にドラマ『WATER BOYS 2005夏』(フジテレビ系)で俳優デビュー。2012年のNHK朝ドラ『梅ちゃん先生』で注目される。2019年の『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)、2021年の『リコカツ』(TBS系)など話題作に出演。現在放送中の日曜劇場『DCU』(TBS系)に出演中
( SmartFLASH )