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志田未来、5年ぶり連続ドラマ主演「背負うものの大きさを実感しています」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.04.04 17:19 最終更新日:2022.04.04 17:24
2022年5月で29歳を迎え、芸歴22年となる志田未来。ドラマ『14才の母』(日本テレビ系)などで鮮烈な印象を残した彼女が、5年ぶりの主演を務める月曜ドラマ『いぶり暮らし』(毎週月曜 夜10:30~BS松竹東急/BS260ch・無料放送)が4月4日から放送開始される。
志田未来にとって『ウツボカズラの夢』(東海テレビ)以来の主演作品だが、志田自身は「自分には(主演は)向いていない」と明かす。
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「これまで、いろいろな現場を経験させていただいて、主演って本当に背負うものが大きいし、周りの人を引っ張っていかなければならないって実感しているんです。
正直、自分はあまり前に出たいタイプではないので、主演へのこだわりはありません。脇役として出させていただいているときの自分のほうが、演技でもいろいろ挑戦できて、よりお芝居を楽しめているように思います」
29歳を迎え、自身の成長や変化も感じているのだろうか。
「これまで現場で『未来ちゃん』と呼ばれることが多かったのですが、ここ2年くらいは『志田さん』と呼ばれることが増えてきました。ちょっとプレッシャーに感じちゃいますね(笑)。大人に見られて嬉しいというより、まだ少し、違和感があります」
プライべートでは2018年に結婚。役者としての自分に変化はあったのだろうか。
「正直、結婚による変化はあまりないんです。これまで演じてきた役でも、実際の自分を重ねながら演じることはほとんどなくて。
オンオフの切り替えはしっかりしています。演じた役を引きずることは、プライベートでもまったくないんです。『現場を出たら、終わり』という部分は常に意識しています。
『自分の人生経験を芝居に生かす』みたいなことは、あまり意識せず、毎回どの役でも一人の人生を演じるという感覚でやっています」
役者として、いまだに苦手なことがあるという。
「これだけ長く活動させていただいても、セリフの多い役はやはり大変です(笑)。役者が現場に行って、その場で作り出せるものと、家でしっかり準備した上で作り出すものって違うんです。セリフを覚えるより、現場で作り出す方が向いているのかもしれません。
6歳からこの仕事が大好きで、ずっと続けていますが、転機は最近なんです。2015年に初めての舞台『オレアナ』に出演しました。田中哲司さんとの二人芝居で、セリフの量も多くて、わからないことばかり。
本当に大変だったのですが、この舞台を乗り越えたとき、“私、これからなんでもできる” と自信を持てたんです」
燻製料理を楽しみながら、ほっこりした時間を過ごす同棲カップルの姿を描いた人気漫画『いぶり暮らし』のドラマ化である本作で、志田は主人公のカフェ店長・頼子を演じている。
ドラマでは、さまざまな燻製料理が紹介される。志田は燻製料理を生まれて初めて実食したという。
「燻製たまごは美味しかったです。あと、燻製シシャモには本当に驚きました。美味しさだけでなく、想像を超えた未知の味だったんです。そのリアクションまでは台本には書かれていないので、演技では苦労しました(笑)」
昨今、グルメドラマが急増しているが、『いぶり暮らし』の特徴は?
「グルメドラマは『料理を作る→食べる→美味しい』というパターンが多いと思うのですが、このドラマは燻製を作っている間の待ち時間の過ごし方なども描いています。そこが他のグルメドラマとは違うポイントのひとつだと思います」
食べること、寝ることと同じように、「演じることは自分に必要なこと」と語る志田。「おばあちゃんになっても、ずっと役者を続けていきたいです!」と明るく笑った。
しだみらい
1993年5月10日生まれ 神奈川県出身。ドラマ『14才の母』(日本テレビ系)に主演し注目を集める。2010年、映画『誰も守ってくれない』で日本アカデミー新人俳優賞受賞。映画『借りぐらしのアリエッティ』(2009年)、『風立ちぬ』(2013年)では声優を務める。主演を務める月曜ドラマ『いぶり暮らし』(BS松竹東急)が4月4日の22時30分から放送開始
写真・福田ヨシツグ
( SmartFLASH )