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ウド鈴木、最初の相方は幼馴染み「解散がショックで “ピン” でしか活動しないと決めた」

エンタメ・アイドル 投稿日:2022.04.10 11:00FLASH編集部

ウド鈴木、最初の相方は幼馴染み「解散がショックで “ピン” でしか活動しないと決めた」

 

天野ひろゆきとの最初の出会いは「無言で顔も見ず」

 

 ウドは悲しみ、「別れは嫌だ。もうコンビは組まない」と心に決め、ピンで活動をした。しかし周囲から聞こえるのは「頑張ってるね。でもピンだと……」という限界をにおわせる言葉だけだった。そんなときに天野ひろゆきと出会う。

 

「天野君は大学の同級生の藤代拓さんとコンビを組んでいて、すごくウケていました。天野君の最初の印象ですか? 僕が浅井企画の集まりに掛け持ちバイトの疲れで寝過ごし8時間遅したときがあったんです。

 

 ずんの飯尾(和樹)さんとかは遅刻をイジってくれたんですけど、天野君と藤代さんは僕の目の前を無言で顔も見ず通り過ぎたんです。のちに聞いたら『危なそうな人だから関わらないほうがいいと思った』と言っていましたけど(笑)」

 

 ほどなくして天野と藤代さんはコンビを解消する。ウドと天野は先輩の助言でコンビを組むことになったのだが……。

 

「先ほども言いましたが僕はコンビを組むことに消極的でした。だけど考えに考えて天野君に電話で『ウド鈴木です。もしよかったらコンビを組んでもらえないでしょうか』と言いました。すると天野君は『ハイ、ハイ、ハイ。わかりました』と。呆然としました。僕が寝ないで出した結論にハイが3回ですから」

 

 思い出し笑いをするウドが「天野愛」を語った。

 

「事務所の先輩が『天野以外はお前のボケを何言ってるかわかんねえよで返すけど、天野はちゃんと咀嚼してツッコんでくれる』と言ってくださいました。本当にそうですね。だから自然に愛が生まれます。

 

 今はピンで活動することも多いですけど『ここに天野君がいてくれたらなぁ』と思うことはいっぱいあります。僕は天野君にカンガルーの袋があるとすればそこにいつまでも入っていたいんです」

 

 ハイボールのお代わりをして、さらに「天野愛」を語る。

 

「ある番組で、天野君が『コンビの仲よしの秘訣は』と聞かれて『何も求めません。ただ(ウドが)生きていてくれるだけでいい』と言ってくれたんです。嬉しいですよね。

 

 そうそう、僕は昔よく天野君からお金を借りていたんですが、あるとき競馬の万馬券を渡してくれたんです。

 

『天野君、これ何?』って聞いたら『当たりそうだったからウドちゃんの分も買っておいたから』って。そんなこと、あるわけないじゃないですか。

 

 天野君は、僕が負担に思わないように気をつかってくれたんです。そういう人なんです、天野君は。だからこの先も天野君の財テクで作ったお金は僕の財産です。アッハッハ」

 

 このコンビ愛があるかぎり、ウドが心配する「解散」は絶対にない。

 

うどすずき
1970年1月19日生まれ 山形県出身 1991年、天野ひろゆきとお笑いコンビ「キャイ~ン」を結成。出演中のおもな番組は『ウドちゃんの旅してゴメン』(メーテレ)、『もしもツアーズ』(フジテレビ系)、ラジオ『キャイ~ンの家電ソムリエ』(ニッポン放送ほか)など多数。公式YouTubeチャンネル「キャイ~ンのティアチャンネル」を配信中

 

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写真・野澤亘伸

 

( 週刊FLASH 2022年4月19日号 )

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