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Mr.シャチホコはフレーズのチョイスが秀逸…『アッコにおまかせ!』代役がハマりすぎた理由

エンタメ・アイドル 投稿日:2022.04.11 11:00FLASH編集部

Mr.シャチホコはフレーズのチョイスが秀逸…『アッコにおまかせ!』代役がハマりすぎた理由

 

 4月10日放送の『アッコにおまかせ!』(TBS系)は、MCの和田アキ子さんが新型コロナウイルスに感染したことで、モノマネ芸人のMr.シャチホコさんが代役を務めました。

 

 圧巻だったのが番組のオープニング。アッコさんが憑依したかのようなモノマネで、番組冒頭からいつものアッコさんのように挨拶し、アドリブで共演者とトークを繰り広げていったのです。

 

 

 お笑いコンビ・ニューヨークには「なんか最近儲かってるって聞いたけど。なんぼなん?」とアッコさんがいかにも聞きそうなお金系のいじりをし、続けてアッコさんが同番組でよく使うフレーズ「ごめんなさい。生放送で言うことじゃなかった」と反省し、笑いを誘っていました。

 

 今回の放送で朝日奈央さんに言い放った「君は何をされてる方なの?」という発言は、シャチホコさんの代表的なモノマネフレーズです。このことからわかるように、シャチホコさんのアッコさんモノマネの特徴は「そういえば、アッコさん、それよく言ってるわ!」という『アッコさんあるあるフレーズ』なのです。

 

 筆者は以前、アッコさんに扮したMr.シャチホコさんを取材したときに、たくさんの『アッコさんあるあるフレーズ』をお聞きしました。

 

シャチホコ「(取材中にカシャ、カシャとカメラのシャツター音が聞こえると)何? これキャメラ撮ってんの?」

 

 アッコさんは「カメラ」のことを「キャメラ」と発音します。アッコさんの50周年記念ライブの話を聞くと――。

 

シャチホコ「GACKTとか氷川きよし君とか来てくれて、あとはお兄ちゃんなんかも初日に……あっ、ごめんなさい、私、加山雄三さんのことをお兄ちゃんって呼ぶから」

 

 ライブの本番中での話を聞くと。

 

シャチホコ「ライブ中は私も緊張して手が震えてたんですけどね(実際に手が震えているジェスチャー)」

 

 アッコさんは、バラエティは平気ですが、歌になると極度に緊張します。

 

 続いて、尊敬するミュージシャンは誰なのか聞くと。

 

シャチホコ「たくさんいるんですけど、やっぱりね、ルエイチャールズが一番……」

 

 アッコさんはレイ・チャールズをルエイチャールズと発音します。そして、ルエイちゃんと愛称で呼びます。

 

シャチホコ「一番は、ルエイちゃんね」

 

 勝俣州和さんがアッコさんにおにぎりを握ってもらったものの、握力が強すぎてお餅みたいになったと話していたことを伝えると。

 

シャチホコ「あいつ、そんなこと言うてんの?(怖い顔になって)その話はすべて事実です」

 

 アッコさんは自分のひどいエピソードを明かされたとき、「その話はすべて事実です」と認めて笑いを誘います。この取材の最後、アッコさんのキャラではなく、シャチホコさん本人に、今後やってみたい仕事を聞きました。

 

シャチホコ「アッコさんに扮して旅番組とかやりたいです。それも途中でMr.シャチホコに戻るんじゃなくて、ずっとアッコさんで通したいですね」

 

 今回の『アッコにおまかせ』は最初から最後まで、ほぼアッコさんで通していました。ようやくシャチホコさんの夢が実現したようです。

インタビューマン山下

1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退しライターに転身。しかし2021年に芸人に復帰し現在は芸人とライターの二足のわらじで活動している。

( SmartFLASH )

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