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高樹澪「22歳で歌った『ダンスはうまく踊れない』の時代に感謝」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2017.03.28 17:00 最終更新日:2017.03.28 17:00
「ジャケット写真はグアムでのショット。じつは寝起きなんです。顔がパンパンなのに、それがいいって(笑)」
高樹澪さんは、サザンオールスターズの桑田佳祐が「高樹澪をイメージしてその場で書いた」という名曲『恋の女のストーリー』で歌手デビュー。22歳のとき、井上陽水が石川セリ(現・妻)に贈った『ダンスはうまく踊れない』を妖艶な歌声でカバーし、大ヒットを記録した。
「初めて聴いたときから、すごくいい曲だと思いました。ただ、難しい曲なので私に歌えるのかな、という不安はありました。
『ダンス~』はもともと1stアルバム用の曲(後にシングルカット)だったこともあって、レコーディングでは2回しか歌ってなくて。ちゃんと聴くと、2つ重なった声(Bメロ)が、へんなズレ方をしているんです。
当時、私はきっちり合うように歌い直したかったけど、20年ぐらいたってオリジナルを聴いてみると、絶妙ないいズレ方に聴こえて。これでよかったんだと思いました(笑)。
リリースして数年後、陽水さんと対談させていただいたとき、『セリさんも澪さんも僕の(譜面の)とおりには歌わないんですよね』って笑っていました。私の中で表現できないところの音を、ちょっと変換して歌ってますからね。
私にとっての『ダンス~』は、女優、歌手、人間……高樹澪の大きな名刺です。ずっと皆さんが愛聴してくださって、今でも残っている曲。あの時代に感謝しています」
<高樹澪『ダンスはうまく踊れない』>
1982年7月21日発売
作詞:井上陽水 作曲:井上陽水
●売上枚数:31.3万枚(1982年)
● ザ・ベストテン初登場:
1982年9月16日8位
●最高位:2位
●連続ランクイン:7週
<カラオケ・ワンポイント・アドバイス!>
歌いあげるのではなく、語りかけるように歌いましょう。息継ぎのタイミングが難しいので、少しずつ吐き出すようなイメージで。マイクに口を近づけて、リバーブをいっぱいにして、幻想的な感じにするといいと思います。
<高樹澪>
1959年福岡県生まれ。57歳。映画『モーニング・ムーンは粗雑に』(1981年)で主演デビュー。ドラマ出演は『スチュワーデス物語』『ウルトラマンティガ』ほか。イタリア・ドイツ合作映画『卍/ベルリン・アフェア』などに出演。昨年は舞台『桂由美物語』の劇中で結婚式を挙げる。短編映画『おとめ桜』が順次、全国公開予定。公式ブログhttp://ameblo.jp/takaki-mio/