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活動終了発表ラスアイ阿部菜々実、「思い描いていた未来とは違ったけど、1ミリも後悔していない」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.04.21 06:00 最終更新日:2022.04.21 06:00

活動終了発表ラスアイ阿部菜々実、「思い描いていた未来とは違ったけど、1ミリも後悔していない」

 

 ラストアイドルの活動を通して自身が成長したことを聞くと、阿部は少し考えて「人間になれた、かな」と答えた。

 

「私、昔からよく『ロボットみたい』って言われるんです。人見知りだし、ラスアイでは最初にバトルをしていたこともあって、周囲に心を開かないようにしていたんです。

 

 でも、活動をしているうちに振り付けの先生に『ちゃんと自分の意思を人に伝えて』『メンバーともっと関わった方がいい』って言われて。自分でも改善した方がいいとは感じていたので、そこから仲間意識を持つようになりました。

 

 最近ではファンの人から『明るくなったね』って言われますし、メンバーからは『人間になったね』って言われて(笑)。そういう面では、いい方向に成長できたのかなって思いますね」

 

 グループの活動終了後、彼女には本格的に挑戦してみたいことがある。

 

「コロナ禍で始めたんですけど、作詞や作曲、絵を描いたりする創作活動が好きなので、それに時間を割きたいって思います。作詞や作曲をやりたいとは思っていたんですが、やり方もわからないですし、いろいろ大変そうだなって敬遠していて。

 

 コロナ禍ですごく時間ができたことで、マネージャーさんに『やりたい!』と気持ちを伝えたらいろいろ教えてくれて。そこから始めるようになりました。

 

 楽器が一切弾けないので、パソコンのソフトに感覚でコードを打ち込むっていう地道な方法でやっています。

 

 私は曲と歌詞が同時に出てくるタイプみたいで、不意に曲とフレーズが降りてくるというか……お風呂に入っているときに思いついたりするので、忘れないように携帯に録音して聞き直したりもします」

 

 阿部はラストライブ前の5月17日に20歳の誕生日を迎える。

 

「20歳になったら深みのある人になりたいです(笑)。1年半くらい前から小説を読むのが趣味になったんですけど、小説に登場するような『こういう人生歩んでいきたいな』とか『この人の言うことは信用できるな』と思われる人になりたいです。

 

『自転しながら公転する』っていう作品のなかで、“人間はちょっとくらい不幸なほうがいい、幸せを求めすぎたらちょっとの不幸も許せなくなる” って言葉を読んだときに、確かにそうだなと思って。

 

 幸せって追い求めすぎると、追い求めている時点で幸せにはなれないのかなって。ちょっとくらい不幸で、失敗してもいいって思えたほうが楽に生きられる、そういうモチベーションで生きていきたいなって思います。

 

 ラストアイドルって応援してくださっているファンの方に、苦しい姿や泣いている姿をたくさん見せて、同じような気持ちにさせてしまったと思うんです。

 

 ラストライブで応援してくださっている方に感謝を伝えたい。その結果、私についていきたいと思ってもらえるように頑張りたいです」

 

あべななみ

2002年5月17日生まれ 山形県出身 2017年、ラストアイドルの1期生として加入。「バンドワゴン」ほか7曲でセンターを務める。グループでの活動のほかファッション誌「bis」の専属モデルを務めるなど活躍

 

写真・木村哲夫

 

( SmartFLASH )

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