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ZIGGYの『GLORIA』メンバーはみんな反発した

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2017.03.30 17:00 最終更新日:2017.03.30 17:00

ZIGGYの『GLORIA』メンバーはみんな反発した

 

「幼少時代に好んで聴いていた筒美京平さんのメロディとか、作り込まれた歌謡曲的な歌は、自分で曲を作るときにごく自然に、ガイドにしていると思う。日本独特の叙情感やわびさびとかね」

 

 ZIGGYのボーカルで、屈指のソングライターでもある森重樹一。5thシングル『GLORIA』は、デビュー前の1987年に作られた楽曲だった。

 

「レパートリーを増やそうと書いた曲のひとつ。シンプルな8ビートのロックンロールで、メロディのあるものを作ろうと思った。

 

 初めてバンドメンバーに聴かせたときは、すごく反発されたのを覚えています。いかついロックではなく、歌もののテイストが強かったからね。メンバーが言うことも、反発する気持ちもわかるけど、自分は作為のない、悪くない曲だと思ってた。

 

『GLORIA』が大ヒットして、ライブでは中高生が増えて、古くからの派手な化粧をしたお姉さま方からは、『ZIGGYは変わった』とか言われたけど、変わったもなにも、ヒットする2年も前に作った曲だからね(笑)。

 

 結果論だけど、『GLORIA』は分身のような存在。他人が自分に対して持つ印象はどうにもできない。『GLORIA』にも同じようなところがある。死ぬまで切っても切れない間柄で、自分の子供のようでもある。一緒に作ったメンバーにとっても、いい財産になったんじゃないかな」

 

<ZIGGY『GLORIA』>
1989年7月26日発売
作詞:森重樹一 作曲:森重樹一
●売上枚数:32.9万枚(1989年)
● ザ・ベストテン初登場:1989年8月24日9位
●最高位:3位 
●連続ランクイン:6週

 

カラオケ・ワンポイント・アドバイス!>
サビの後半「HOLD ME TIGHT」は、当時、ドラムの大山(正篤)君が歌ってたけど、ここを仲間に委ねるのはポイントが高い。自分は、ビブラートが自然にかかるけど、意識して揺らすと、自分っぽくなると思います。

 

<ZIGGY/森重樹一>

 1963年東京都生まれ。53歳。1987年、ZIGGYのボーカリストとしてアルバム『ZIGGY~IN WITH THE TIMES~』でデビュー。ZIGGY名義では10年ぶりとなるニューシングル『CELEBRATION DAY』発売中。4月2日、「新横浜NEW SIDE BEACH!!」を皮切りに、4月29日「東京 EX THEATER」まで、全国ツアーを開催。公式HP  http://morishigejuichi.jp/

 

取材協力:徳間ジャパンコミュニケーションズ

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