山本舞香、芸能界で尊敬しているのは「マツコさんと安達祐実さんです」

 

「誰が元ヤンキーじゃコラ！」と真っ赤な特攻服姿で叫ぶのは、女優として活躍する山本舞香。彼女が出演するドラマ『家政夫のミタゾノ』（テレビ朝日系）が4月22日から放送開始に。

 

　同作では、“元ヤン家政婦”という難しい役どころに挑戦している。

 

「今回演じる素子は個性的な役なので、頻繁に監督と話して試行錯誤しながら撮影しています。

 

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　彼女は思ったことをストレートに発言するタイプなのですが、そこは自分と重なる部分がありますね。

 

　演技では、元ヤンの怖い雰囲気が前面に出がちなので、口が悪いなかにも愛があるところを表現できるように意識しています。

 

　1話の冒頭がタイマンから始まるのですが、習っていた空手の経験を生かせていると思うので、アクションシーンにも注目してほしいです。

 

　小さなころから兄弟とはすごく仲がよくて、いまでもよく電話をしたりするのですが、実家にいたころは喧嘩ばかりで。

 

　素手で戦うのではなく、よくものを投げていました。ただ、むやみにものを投げると怪我をさせてしまうので、そのあたりは考えていましたけど（笑）。

 

　いま考えると、本当の喧嘩に空手は生かされてなかったみたいですね（笑）」

 

　上京するまで、地元・鳥取に家族と暮らしていた。濃密なエピソードは兄弟とのものだけではなかった。

 

「父が大の海好きで、私が赤ちゃんのころから毎週海に行ってたんです。少し大きくなると、父がジェットスキーで引っ張るバナナボートに乗せられてました。

 

　必死にしがみついてたんですが、どうしても吹っ飛ばされるんです。わざとやってたんじゃないかなって（笑）。

 

　小さいころからサメがすごく怖かったので、バナナボート嫌いだったんですよね。落とされたときにサメに食べられたらどうしようって。

 

　一度も海で見たことはないんですけどね。でもサメの映画は好きなんです。好きだからたくさん観て、いろんなパターンを想像しちゃうという（笑）。絶対嘘だろって設定とか多くて楽しいですよね。

 

『シャークネード』（竜巻に巻き上げられたサメが襲ってくる）シリーズとか、『MEG ザ・モンスター』（超巨大ザメ）とか。絶対にありえないけど、もしいたら…とか考えちゃうんです。

 

　どちらのサメにも、バナナボートに乗っていようがいまいが、そのまま食べられちゃいますが。今年はジェットスキーの免許を取って、逆に父を飛ばしまくってやろうかなと。だんだん体力が落ちてきているはずなので（笑）。

 

　祖父母の家も鳥取にあって、小さいころよく遊びに行っていました。先日ガンバレルーヤのまひるちゃんから『小さいころから見てました』って言われたことがあって。

 

　子役とかやってないのにどういうことだろうって不思議に思ってました。

 

　よく聞いてみると、祖父母の家の真正面にまひるちゃんのおうちがあったみたいで、2階からよく私が遊んでるのを見ていたみたいなんです。こんな偶然あるんだってビックリしちゃいました」

 

　今回の取材で山本を撮影したのは写真家・桑島智輝氏。山本はプライベートで意外なつき合いがあった。

 

「じつは今日のカメラマンさんは安達祐実さんの旦那さん。こないだもみんなでご飯を食べに行ったんです。

 

　言い方が悪いかもしれないですが、芸能界に憧れの方とかがあまりいなくて。でも祐実さんって本当にまっすぐだし、すごく芯がある人で。

 

　マツコ（・デラックス）さんにも言えるんですが、楽しく自分のやりたいことをやっている人は見習いたいですし、一緒にいて自分のためになるなって。やっぱり自然体な人が一緒にいて楽しい。自分もそうありたいです」

 

やまもとまいか
24歳　1997年10月13日生まれ　鳥取県出身　T155　2011年にドラマ『それでも、生きてゆく』で女優デビュー、ファッション雑誌「ニコラ」の専属モデルに就任するなど、華々しいデビューを飾った。その後も数々のドラマや映画で主演を務めるなど、人気実力ともに日本を代表する若手女優だ。そのほか最新情報は、公式Twitter（@maika_style）、Instagram（@yamamotomaika_official）にて

 

写真・桑島智輝
スタイリスト・津野真吾（impiger）
ヘアメイク・高取篤史（SPEC）
衣装協力・ottod’Ame

 

ドラマ『家政夫のミタゾノ』 《第5シリーズ》は、 テレビ朝日系にて 4月22日にスタート。毎週金曜・23時15分～に放送（一部地域を除く）

 

( 週刊FLASH 2022年5月3日号 )