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“3回きてもまだ無傷”炎上請負人・滝沢ガレソが明かす「開示請求」が自宅に届いた日

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.04.27 12:25 最終更新日:2022.04.27 12:31

“3回きてもまだ無傷”炎上請負人・滝沢ガレソが明かす「開示請求」が自宅に届いた日

 

Twitterの「今」がわかる! 話題の事件、炎上案件などを1ツイートでわかりやすくまとめます。>

 

 この文言で始まるTwitter上のユーザープロフィールのとおり現在、ネット内外での炎上案件を最も的確に情報共有しているアカウントが「滝沢ガレソ(@takigare3)」だ。

 

 いま世間を騒がせている「秀岳館高校サッカー部の暴行動画」。この不祥事が明らかになると、滝沢は続報を立て続けに”投下”。

 

 

 テレビ番組でインタビューに答えた同校サッカー部の段原一詞監督のものとみられる動画を撮影した被害部員への”脅迫音声”を公開したことも話題になっている。

 

 多くのフォロワーに向けて毎日投稿される“まとめツイート”の数々。そして、炎上案件への素早い対応。これらをこなしているのはいったい、どのような人物なのか。

 

 今回、本誌が粘り強く取材交渉をした結果、滝沢本人のインタビューを取りつけることに成功した。

 

「大学卒業後は日本の大企業に就職しました。現在も営業マンとして働いています」

 

 と、明かしてくれた滝沢の日々のアカウント運営の“実情”に迫る――。

 

 平日は普通の会社員として働きながら、滝沢は一人でアカウント運営をおこなっている。

 

「1日平均5、6時間、ツイッターを見ていると思います。“嫁沢(滝沢の妻)”が会社に出社して、僕がテレワークのときとかは10時間近く見ていることもあります(笑)。

 

 アナウンサーが“緊急ニュース”を読むために待機しているとしたら、僕もそんな感じですね。DM(ダイレクトメッセージ)にめちゃくちゃおもしろいタレコミがきていて、気づくのが1時間遅れて、ほかの人に取られてしまったら嫌ですから」

 

 滝沢は1日に100件近いDMを見ているという。

 

 その多くがいわゆるタレコミ(情報提供)で、まだ世に出していない“特大ネタ”も蓄えているというが、一人でのアカウント運営に葛藤を抱えている部分もある。

 

「たくさんいただいたタレコミを返しきれないので、アルバイトを雇って代行してもらおうか、と考えたこともありました。

 

 でも、みなさんは僕にしか言えないことをタレコミで送ってくれているので、もしバイトから重要な情報が流れたら信用問題になってしまう。やはり、僕が一人でやらないといけないというのが実情ではありますね。

 

 一人で運営していると、ネタを出すスピード感にも限界を感じています。僕じゃなくてもいいニュースはスピード感はそこまで重視していません。

 

 逆に、僕に直接届いたタレコミをもとにしたニュースはスピード感を大切にしつつ、“裏取り”などが雑にならないように気をつけています」

 

 裏取りとは、マスコミ用語で「取材内容が正しいと判断できる証拠を集めること」。

 

 ネット上で繰り広げられる男女トラブル、金銭トラブル、職権濫用の告発……など、滝沢に寄せられるタレコミには細心の注意が必要なものも多い。

 

「僕の拡散力を悪用しようと、相手を傷つけるための嘘の情報を送る方もいらっしゃるので、そういう“誤報”をしないように気をつけています。内容や案件によりますが『双方から話を聞く』というのを大切にしています」

 

 訴訟には発展していないが、滝沢自身もこれまで法的リスクを感じながら、情報発信をおこなってきた。

 

 実際に「開示請求」が届いたこともある。初めては2021年の春ごろのことだった。

 

「ある日突然、自宅のポストに『あなたのことを訴えたいので、個人情報をプロバイダに聞きますよ』という内容の発信者情報開示請求の『意見照会書』が入っていました。

 

 その日は“嫁沢”とデートをした帰りだったんですが、すぐに家族会議になってしまいました(笑)。

 

 請求事由は、滝沢史上でいちばんフォロワーが増えた『eスポーツチームの不祥事』の件です。でも、請求自体は『もう仕方がないことだ』とすぐに踏ん切りはつきました。

 

 何よりも届いた文書の中身がめちゃくちゃおもしろかったので、その文書を動画配信などで読み上げたところ、視聴者の方にも楽しんでもらえました。

 

 その時期に意見照会書が3通立て続けに届いたんですが、請求の対応に向けて、山本一郎さん(作家、個人投資家)から弁護士さんを紹介していただきました。

 

 開示請求は裁判所の判断になり、請求が通ったら僕のもとに文書が届くそうですが、まだそういった文書は届いていないので、一応“無傷”です」

 

 こうした訴訟リスクを抱えながらも炎上案件を発信し続けている滝沢。大きな炎上案件を扱ったツイートで「トレンド」を賑わすことも多く、40万人以上のフォロワーを抱える発信力は非常に強い。

 

「体感としては、実際のフォロワー数より多くの人にツイートを見てもらっていると思いますし、月々のインプレッション(ユーザーへのツイートの表示回数)はかなりのものになっています。

 

 誰かがツイートした『このニュースまとめてほしい』という要望を知るために、エゴサーチをよくしています。

 

 そこで気づいたのですが、『滝ガレ』と略している人は好意的な方が多いのに対して、『滝沢ガレソ』とフルネームでツイートしている人はアンチの可能性が高いんですよ」

 

 アンチの見極め方という、思わぬ発見も教えてくれたが“好きも嫌いも分かれるツイート”は戦略的におこなっていると話す。

 

「誰かのトラブル、喧嘩のニュースをまとめるときは、傍から眺めている人にも『誰と誰がどうして揉めて、どちらが現在は優勢なのか』がわかるように、喧嘩の概要や局面を把握しやすくまとめて、ある種の“観戦エンタメ”みたいにツイートしています。

 

 いまのネタ選びは『おもしろいかどうか、みんなが興味を引くかどうか』をひとつの基準に判断しています。

 

 炎上案件やトラブル、誰かの悪事はそういったものに該当しやすいのですが、それを扱うことで『滝沢ガレソをフォローしている=ゴシップ好き』と、フォロワーさんが見られてしまう側面があることも理解しているんです。

 

 なので、毎日の投稿の中にゴシップ以外の“おすすめ記事まとめ”や、フォロワーさんたちが沸き上がるような感動的なニュースのまとめも投稿するようにしています。

 

 2021年、エンゼルスの大谷翔平選手がホームラン王争いをしていたときは、まさしく日本中が“大谷ブーム”。誰もが興味がある出来事だと思ったので、大谷選手の活躍をなるべくツイートすることを心がけていました」

 

 Twitter界のあらゆる揉め事、諍い事に首を突っ込み、フォロワーたちからは『炎上請負人』の異名を授けられた滝沢。

 

 現在の“炎上トレンド”については、

 

「いま僕の中でアツいのは『撮り鉄』『パパ活女子』『VTuber』ですね」

 

 と、断言する。

 

 彼の予言どおりこのジャンルで新たな炎上案件が発生するのか。はたまた、滝沢自ら特大ネタを“投下”するのか――。

 

( SmartFLASH )

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