エンタメ・アイドル
女優・杏がポカーンでも…『ラヴィット!』MC川島明の “お笑い怪獣力” が1年前の「反撃宣言」を実現させた
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.05.03 15:00 最終更新日:2022.05.03 15:00
《せっかく僕がMCをやらせてもらっているので、笑いで攻めたいんです》
1年前の2021年5月、本誌に向かって宣言したのはお笑いコンビ「麒麟」の川島明(43)だった。
当時、川島がMCを務める朝の新番組『ラヴィット!』(TBS系)は放送開始1カ月あまりで “酷評の嵐” のなかにいた。
「低迷していた『グッとラック!』からの巻き返しを期待されたにもかかわらず、開始当初の視聴率は1%台を推移し、各メディアから『放送内容が緩い』『朝の情報番組なのに時事性がなさすぎる』といった批判を浴びていました。
【関連記事:麒麟・川島明MC『ラヴィット!』視聴率低迷の原因は、“吉本偏重”のレギュラー陣!】
こうした状況を川島さんの “同僚” 芸人たちがイジる光景も見られ、『ラヴィット!』は悪目立ちの状態だったんです。当時は所属事務所の吉本興業内も相当ピリピリしていましたね」(芸能記者)
本誌が番組関係者から聞いた「川島さんは番組をよりよくするため、『もっと “おもしろい番組作り” を意識しましょう』と、プロデューサーなどに掛け合っているんです」という証言を川島本人に確認したところ、飛び出たのが冒頭の言葉。
川島は本誌記者に「笑い」での反撃を宣言すると同時に、 “おもしろい番組作り” についての思いを打ち明けた。
《出演者に芸人さんも多いので、少しずつでも、そういう要素を増やしていければと。やかましいと言われるくらいの番組にしていきたいですね》
1年を経て、川島の宣言どおり『ラヴィット!』は反撃に成功した。
番組視聴率は開始当初から大幅に上昇。生放送番組では異例の「TVer」での見逃し配信も実施。SNSのトレンドなどで日々、話題をさらっている。
テレビ誌ライターが語る。
「商品のランキング紹介に加えて、途中でプチ情報をもとにしたクイズが繰り広げられる『ラヴィット! ランキング』は、まさしく川島さんが望んだ “やかましい要素” の塊のようなコーナーですよ。通常の情報番組では1位や正解を与えてご褒美をもらうところを、スタジオゲストの芸人たちは目の色を変えてボケてきます。
先日、見取り図の盛山晋太郎さんが『1位を当てたら番組卒業する』と宣言したところ、本当にランキング1位を当ててしまい、番組卒業になる流れは、川島さんのバラエティ化の真骨頂でした」
5月2日の放送では女優の杏(36)がスタジオに登場したが、スタジオでもVTRでも若手芸人がボケ続けるという異質すぎる番組内容に、ワイプで杏のポカーンとした表情が映し出される “珍事” があった。
そうしたところにも『ラヴィット!』のバラエティへの徹底ぶりが現われている。
番組開始1周年を記念して放送された特番『はみ出しラヴィット!SP』ではバラエティ度がいっそう強まり、ネット上では “お笑い怪獣” こと明石家さんま(66)の冠番組『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)になぞらえた感想が聞かれた。
《はみだしラヴィットって川島の向上委員会だな》
《川島さんのお笑い向上委員会じゃんこれw》
《はみ出しラヴィット、これもう日曜昼からの向上委員会だろ》
「ツッコミもできて、芸人さんたちへの的確なフリもできる。さらに内輪ノリもうまく笑いに昇華させる川島さんは、たしかにさんまさんと比較されるほどの “お笑い怪獣力” の持ち主。
だからこそ、朝の番組でボケ続けるという史上初の番組を維持し、反撃を実現できたと思います。
ちなみに川島さんが2022年2月に新型コロナウイルスに感染した際、『ラヴィット!』への代役MCのオファーがあったことを、さんまさん本人がラジオで明かしていました。
しかし、前日に出演したハリウッドザコシショウの暴れっぷりを見て、『向上委員会になる』と思い、さんまさんから断わったそうです」(前出・芸能記者)
さんまの断念は、川島自らの手で番組を “向上” させた証拠だろう――。
( SmartFLASH )