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浜辺美波が朝ドラヒロインに“抜擢”も…知名度の高い女優ばかり起用される背景に「3つの安心」を求めるNHKの局事情

エンタメ・アイドル 投稿日:2022.05.10 18:50FLASH編集部

浜辺美波が朝ドラヒロインに“抜擢”も…知名度の高い女優ばかり起用される背景に「3つの安心」を求めるNHKの局事情

 

 NHK朝のテレビ小説、通称「朝ドラ」。現在放送中の『ちむどんどん』の視聴率も好調だが、早くも2023年の作品について新たなニュースが舞い込んできた。5月10日、浜辺美波が、2023年度前期の朝ドラ『らんまん』で、主人公の植物学者・槙野万太郎を支える妻、寿恵子(すえこ)を演じることが発表されたのだ。

 

「『らんまん』は、日本の植物学の父・牧野富太郎をモデルにした一代記。浜辺さん演じる寿恵子は、植物研究に打ち込む夫のために、あらゆる手段で金策を講じ、家庭を守る良妻賢母といった役になるそうです。

 

 

 浜辺さんも『企画書を読む手が震えるほどうれしかった』『逞しい女性として生涯を万太郎さんと駆け抜けて行けたらよいなと思っております』とコメントを寄せています。

 

 彼女が朝ドラに出演するのは、2015年の『まれ』以来、8年ぶり。当時はまだ無名だった浜辺さんが朝ドラに帰ってきたと、大きな注目を集めています」(テレビ局関係者)

 

 最近では、ドラマや映画で主演を務めている浜辺。このキャスティングに納得の声も多い……と思いきや、意外にもこんな疑問を抱いた人が多いようだ。ネットの声を拾ってみると……。

 

《朝ドラは全くの新人でダイヤモンドの原石であった子がドラマと共に成長して輝いていくのを見るのも一つの楽しみでありましたが今はそれは少なくなりましたね》

 

《最近は知名度のある女優が基本だから朝ドラの特別感はなくなってしまったように感じる》

 

《NHKなら民放ではあまり見かけない俳優さんをキャスティングした方がいいと思います。特に最近のNHKのドラマは視聴率重視の民放の後追い感が半端ないです》

 

 朝ドラのメインキャストといえば“原石”発掘のイメージが強いのか、知名度がすでに高い浜辺の起用に、違和感を抱く、というのだ。

 

 たしかにここ数年でいうと、現在放送中の『ちむどんどん』では黒島結菜はじめ、杉咲花(『おちょやん』)、二階堂ふみ(『エール』)、広瀬すず(『なつぞら』)など、すでに人気を獲得している女優が朝ドラのヒロインを務めることが目立つ。

 

「数年前までは、オーディションを経て、無名の女優さんがヒロインに“抜擢”されることが、ひとつのニュースでした。2010年以降でも、土屋太鳳さんや、のん(当時は能年玲奈)さんは、朝ドラヒロインをきっかけにブレイクしたといっていいでしょう。

 

 最近でも、ヒロインのオーディションをおこなった作品もありますが、それでもやはり、名前の立った女優が役を獲得する結果になるといいます。まったくの無名から大役を掴むのは、かなり難しくなっています」(芸能事務所関係者)

 

 ここ数年で大きく変わった朝ドラヒロインの起用方針。これには、NHK側の事情が大きく働いているという。

 

「NHKは民放と違って、受信料を一般から集めて番組を制作しています。それだけに、視聴者からの批判も多いのです。

 

 さらに最近はSNSも発達し、誰でも簡単にNHKに対してダイレクトに批判することができるようになっています。局側も視聴者からの批判を恐れているようで、有名女優を起用する、つまり無難なキャスティングをする傾向にある、といいます」(同前)

 

 あるテレビ局関係者は、最近のNHKでは、「3つの安心」がつねに求められる、と語る。

 

「まず第1に『視聴率が安心』ということです。知名度の高い方をキャスティングすることで、ある程度の“数字”が見込める、という考え方です。

 

 そして『評判が安心』。今回の浜辺さんもそうですが、すでにNHKのドラマに出演しているという“実績”が重視されます。視聴者からの評判がすでにわかっていることが安心につながるのです。

 

 最後に『スキャンダルがなくて安心』。正直、無名の新人を起用するというのは、フレッシュなイメージの反面、過去の話などのリスクも伴うんです。半年続く“NHKの顔”に悪い噂が立つのは、局としても当然、避けたいですから」

 

 NHKの“及び腰”が、ニューヒロイン誕生の機会を奪っているとしたら、がっかりだが……。

 

( SmartFLASH )

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