上島竜兵さん “最後の息子” が賞レース優勝でSNSに感動の声…確かだった上島さんの「目利き力」

　5月21日におこなわれた、次世代のスター芸人を発掘する『ツギクル芸人グランプリ2022』の決勝で、福島敏貴と高木貫太のコンビ「ストレッチーズ」が3代め王者を勝ち取った。

　ストレッチーズは、同じ事務所で11日に亡くなった、ダチョウ倶楽部・上島竜兵さんに目をかけられていたコンビだ。上島さんは、ボケの福島を「ラストサン（最後の息子）」と呼んでかわいがり、よく飲みに行ったという。

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　福島は「上島さんには、最後までかわいがっていただきました。会うたびに『お前は売れる』って言ってくれ、『今はネタを頑張れ』と励ましの言葉を贈ってくれた。賞金で上島さんが大好きな黒霧島を買って乾杯したい」と語り、笑顔を見せた。

　SNSでは、上島さんの期待に見事応えたストレッチーズの優勝に、「感動した」との声があふれた。

《ストレッチーズ優勝おめでとうございます 天国で上島さん喜んでるね きっと後押ししてくれたんだね》

《上島さんがストレッチーズを見守っていたのかもと思うとより熱いものが込み上げる。いい大会～！》

《ラストサン面白かった 何か背中を押されてる感じがしたな 勝手に感動してしまった》

　定期的に後輩らを集めて「竜兵会」を開くなど、面倒見がいいことで知られた上島さんは、“目利き力” にも定評があった。本誌は、2005年8月、上島さんが行きつけにしていた高円寺の居酒屋「野武士」（現在は閉店）で竜兵会を取材している。当時、上島さんはこう語っていた。

「多くて週3、4日は集まっていますね。最初は僕らが昔、ラジオ番組をやっていたころ、若手を連れて飲んでいたんです。 ここで一緒に飲んだ若手は売れるっていうジンクスがあるんですよ。次？　元『猿岩石』の有吉（弘行）かな。彼は天才ですよ！」

　上島さんの言葉どおり、その後、有吉は大ブレイク。2007年8月、『アメトーーク！』（テレビ朝日系）で、品川庄司・品川祐に「おしゃべりクソ野郎」とあだ名をつけたことがきっかけで引っ張りだこになった。上島さんは、2年も前から有吉のブレイクを “予言” していたことになる。

　そんな上島さんが、最後にかわいがった「ストレッチーズ」。今回の優勝でブレイクへの切符を掴み取った彼らを、上島さんも天国から応援していることだろう。

( SmartFLASH )