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水谷豊、人生の原動力は「人ってなんだろう、人ってわからない」という疑問から
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.05.24 16:00 最終更新日:2022.05.24 16:00
5月23日、映画『太陽とボレロ』プレミア試写会がおこなわれ、監督の水谷豊、主演の檀れいらが登壇した。
『TAP THE LAST SHOW』『轢き逃げ 最高の最悪な日』に続く3作めに水谷が選んだ題材は「クラシックのオーケストラ」。解散の決まっている地方の楽団を舞台に、ラストコンサートに向かう人間模様を描いている。
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冒頭、檀は「今日は自分の手元から(作品が)旅立っていく寂しさ、けれど1人でも多くの人にかわいがっていただきたいと思う複雑な気分です」とたおやかに挨拶。
「水谷組」の撮影について、「監督は、まず朝グータッチで『おはよう!』から始まるんです。水谷さんからは、どうしてこんな演出(アイデア)が出るの? というくらい、毎日充実して楽しい現場を過ごさせていただきました」と明かす。
コロナ禍で撮影が1年延期されたなかで、俳優陣は楽器の猛特訓を続け、吹き替えなしで演奏に挑んだという。
水谷がこう話す。
「今回は吹き替えなしでどうしてもやって欲しかった。オーケストラを全部見せたかったんです。本当に(練習は)大変だったと思います。僕は稽古中に甘い顔をしなかった。乗り越えた先の世界を見て欲しかった」と感慨深そうだ。
「好きなセリフ」の話になると、檀は「一番好きだと思ったのは『願えば叶う。願い続ければ』という台詞。その言葉が好きで、撮影が延期になってもその言葉に目がいきました」と笑う。
また「好きなこと」を聞かれると、檀は「この仕事ですかね。歌ったり踊ったりを宝塚のときからしていましたので、表現することが好きなんですかね。好きっていう気持ちが一番大切だと思います」と答えた。
水谷は「僕、何が好きなんでしょうね。いつも思っているのは、『人ってなんだろう、人ってわからない』というのが原動力かな。素晴らしい人にいつも出会いたいと思っている。必ずいい世界が待っていると信じて仕事も生活もしている」と話していた。
「太陽とボレロ」は6月3日より全国で上映される。
( SmartFLASH )