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本田望結 18歳目前、「本物の女優になりたい」宣言!「もう子役の私がいてはいけない」

エンタメ・アイドル 投稿日:2022.05.28 06:00FLASH編集部

本田望結 18歳目前、「本物の女優になりたい」宣言!「もう子役の私がいてはいけない」

ミッキーマウスのネックレスを手にする本田望結

 

 本田望結(17)が、兄・太一、姉・真凜の背中を追うようにして、フィギュアスケートの世界に飛び込んだのは3歳のとき。それとほぼ同時に、芸能界デビューを果たし、以来2つの道を歩み続けている。

 

「よく大変じゃないですか?と聞かれるんですけど、私にとっては普通のことで。今ここでお話ししているのは、女優の本田望結。で、この後練習に行くんですけど、そこにいるのはフィギュアスケーターの本田望結。ずっとそうやってきたので、自然に切り替わっている感じです」

 

 

 演じるという意味では同じだが、2つは似て非なるもの。そこにおもしろさがあると、望結は目を輝かせた。

 

「言葉で表現するのは難しいんですけど、最近そのまるで違う2つが、不意に繋がる瞬間があることを発見したんです。あっ、いま繋がったーーそう思えることがすごく楽しくて。スケートリンクで、仕事の現場で、日々その瞬間を探し求めている感じです」

 

 仕事もフィギュアも、やり始めたら一直線。最近、姉の真凜にテレビ番組で、「望結のことで気になるのは2つ。お風呂の時間が長すぎることと時間に厳しすぎること」と、意外な一面を明かされる場面があったが、それも真面目すぎるがゆえのエピソードだ。

 

「本番までにどれだけ準備や練習をしたかが、自分の中での安心材料みたいなところがあって。あれだけやったんだから大丈夫。そう思えるまで、やめることができない。だから、ついついやりすぎちゃうんですよね(苦笑)」

 

 お風呂の中でも?

 

「イメージトレーニングをしたり、台本を持ち込んで、セリフが完璧になるまで読み込んだり……で、気がつくと2時間くらいたっていて。試験前は、勉強もお風呂の中でしていますからね(笑)」

 

 初のホラーに挑戦した映画『きさらぎ駅』も?

 

「もちろんです。ホラーは観たい、でも怖いという感じで。最後は、顔を覆った手の隙間から、そ~っと覗き見しているんですけど(笑)、演じられるのが嬉しくて。お風呂の中で、完璧にイメージを作り上げてから、撮影に臨みました」

 

 この映画で、彼女が演じたのは、女子高生の宮崎明日香。現在、高校3年生の望結にとっては等身大の役だ。

 

「大人でもない、子供でもない。その微妙な年齢の女のコをリアルに演じることができるのは、今しかないと思って。人は究極まで追い詰められたときに何を思うのか? 体が凍りつくような怖さに加えて、心が凍るような怖さを味わえる映画で、この作品が女優・本田望結の第一歩になればいいなと思っています」

 

■当時の私が着けるには子供すぎて似合わない

 

 2011年に放送されたドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)で大ブレイク。そこから着実に、女優として歩み続けていると思っていたが、彼女自身は「女優と子役は別」と、一線を引いている。

 

「女優という職業は、子役の延長線上にあるものじゃないと思うんです。今の私は、ようやくスタートラインに立たせていただいた新人さん……下っ端の下っ端です(笑)。でも、そのぶんすべてが新鮮だし、すごくワクワクしています」

 

 心がけているのは、その人物になり切ること。「そこには、子役の本田望結がいちゃいけない」と、言い切る。

 

「きっと、テレビや映画を観ている皆さんの中には、まだ子役の本田望結がいて……。そうじゃなくて、私は本物の女優になりたいんです、という自分の気持ちとのギャップをどうやって埋めていけばいいのか!? 今はそれと向き合っている感じです」

 

 子役から女優へ。そんな彼女のヒソモノは、ミッキーマウスのネックレスだ。

 

「デビューしたころ、大尊敬している先輩からいただいたものなんですけど、当時の私が着けるには重すぎるし、子供すぎて似合わないし。今は着けようと思えば、いつでも着けられるんですけど、大事にしすぎて着けるタイミングがなくて……」

 

 はにかむような笑みを浮かべた望結の記憶に残っているのは、目の前に差し出されたネックレスを、背伸びするようにして見上げた自分の目線の低さだけ……。

 

「ものすごく緊張しちゃって、その場ではありがとうございますという言葉しか出てこなくて。先輩がどんな思いがこめて買ったものなのか、なぜ私にプレゼントしてくださったのか、何ひとつ聞けなかったことを、今でも後悔しているんです」

 

 軽く唇を噛んだ望結だが、6月1日で18歳になる。

 

「毎年家族の誕生日は、みんなが集まって誕生会をするので、そこで初めて着けます。このネックレスに合う洋服を着て、写真を撮って、先輩に報告したいと思っています」

 

 ネックレスが似合う女性になりましたーー。胸を張り、自信を持って、ありがとうございました! という感謝の気持ちを体いっぱいに詰め込んでーー。

 

ほんだみゆ
2004年6月1日生まれ 京都府出身 ドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)や、映画『コドモ警察』など数多くの作品に出演

 

写真・中村功
取材&文・工藤晋
スタイリスト・田中トモコ(HIKORA)
ヘアメイク・牧野裕大(vierge)

 

( 週刊FLASH 2022年6月7日号 )

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