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有吉弘行もNGに…小学校で広がる“あだ名禁止“問題、懸念されていた芸能界への深刻な影響

エンタメ・アイドル 投稿日:2022.05.29 14:20FLASH編集部

有吉弘行もNGに…小学校で広がる“あだ名禁止“問題、懸念されていた芸能界への深刻な影響

かつては「あだ名芸」が売りだった有吉。テレビ番組で品川庄司・品川祐に「おしゃべりクソ野郎」と名づけたことが、ブレイクにつながった

 

【「あだ名」「呼び捨て」は禁止、小学校で「さん付け」指導が広がる】

 

 5月28日に「読売新聞オンライン」が公開したこの記事が、物議を醸している。

 

 記事によると、クラスメートを「あだ名」で呼んだりせず、「さん付け」するよう指導する小学校が増えているという。身体的特徴を揶揄するようなあだ名は、いじめにつながるケースがあるからだといい、実際に指導している都内の小学校を取材。一方で「あだ名」の禁止によって、円滑なコミュニケーションが取れなくなるとの懸念も、記事では伝えている。

 

 

 すると、Twitterでは「あだ名禁止」がトレンド入り。さまざまな議論が起こっている。

 

《仇名はダメだろうね。ニックネームとは違い、悪意が入り込むことがあるから。コミュニケーション考えるなら、自分で呼んで欲しい名前を申告するのはダメなのかな?》

 

《確かに可愛いあだ名ならいいけど、私なんて酷いあだ名でクラス全員から家族からも呼ばれていて、人生いまだに傷ついている》

 

《別にいいんじゃない? 会社によっては役職関係なくさんに統一してる所もあるしその方が楽でいい》

 

 など「あだ名」の禁止や「さん付け」に歓迎の声もあるいっぽう、画一的な指導に疑問を呈す声も少なくない。

 

《でた事なかれ主義…。大事なのはそういうことではなく人を思いやる気持ち。あだ名呼びが悪いわけではない。学校では優しい子を育ててあげて欲しい》

 

《あだ名は本人が嫌がっていない、不快にならないのならいいと思う。あとはその線引きと教育だよね、大事なのは。それを教えるのが学校じゃないの?》

 

《子供の為というより大人達の為でしょうさん付けにしても、あだ名は大人の見えないところで自然発生する》

 

「あだ名」禁止に関する議論は、これまでもたびたび浮上している。同時に、芸能界への深刻な影響についても話は及んできた。

 

「みちょぱさんやフワちゃんなど、芸能界には”あだ名”を自ら使用して、人気者になっている人も多いです。また有吉弘行さんのように、毒のある“あだ名”をつけることが笑いになるというケースもありますので、一概に“あだ名NG“の風潮が芸能界にも広まってしまうと、厳しいでしょうね。有吉さんはテレビ番組で『小学校じゃ“あだ名”禁止だぞ、今』と自虐的に発言していましたが、最近では以前ほど“あだ名芸”を見せなくなってしまいました。

 

 いっぽうで“容姿いじり”などに対する嫌悪感が高まってきている側面もありますし、それによって傷つく人がいるのであれば配慮する必要もあるでしょう。慎重な舵取りが求められています」(芸能関係者)

 

 2021年から2022年にかけ、BPO青少年委員会はいわゆる“痛みを伴う笑い”についての審議をおこなった。4月15日には「テレビで演出される『他人に心身の痛みを与える行為』を、青少年が模倣して、いじめに発展する危険性も考えられる。また、スタジオでゲストが笑いながら視聴する様子が、いじめ場面の傍観を許容するモデルになることも懸念される」との見解を発表している。

 

 この見解はお笑い界でも波紋を呼び、芸人たちからもさまざまな問題提起が起きている。

 

「“痛みを伴う笑い”問題もそうですが、教育現場からの見解が、次第にテレビ業界での表現に影響を及ぼしていくことは少なくありません。今回の“あだ名“禁止も、いずれ議論の対象になるのかもしれません」(テレビ局関係者)

 

( SmartFLASH )

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