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稲垣潤一「『ドラマティック・レイン』は秋元康初のベストテン入り曲」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2017.04.14 17:00 最終更新日:2017.04.14 17:00

稲垣潤一「『ドラマティック・レイン』は秋元康初のベストテン入り曲」

 

「『これいいじゃないですか。絶対ヒットしますよ!』って、レコーディングのときから周りのスタッフは盛り上がっていました。でも、僕はそうかな? って、半信半疑でしたね(笑)」(稲垣潤一)

 

 3枚めのシングルは、コンペで曲が先に決まり、その後、複数の作詞家にオファーして、「もっともメロディにマッチする歌詞」として、秋元康氏の『ドラマティック・レイン』が選ばれた。

 

「当時、新進気鋭の秋元くんの歌詞が秀逸でした。彼には、ファーストアルバム『246:3AM』でも1曲書いてもらっていて。秋元作品は、映画のワンシーンのように映像が浮かんでくるものが多くて、際立っていました」

 

『ドラマティック~』は、稲垣さん、秋元氏にとって、初のベストテン入りシングルとなった。じつはこの曲、アレンジが違う別テイクが存在するという。

 

「最初のテイクはリズムが複雑で、メロディよりリズムに耳がいってしまって、ちょっと違うんじゃないかと。後日、あらためてアレンジを船山基紀さんにお願いして、録り直しました。

 

  レコーディングまでやってボツになった曲はほかにもあります。いい曲を作るためにスタッフが一丸となっていたいい時代ですね。

 

 僕にとっての『ドラマティック~』は、“稲垣潤一”を認知してもらった曲。当時はわからなかったけど、今は、ほんとによく練られたいい曲だな、と思います」

 

<稲垣潤一『 ドラマティック・レイン』>

 

1982年10月21日発売
作詞:秋元康 作曲:筒美京平
●売上枚数:31.4万枚(1982-1983年)
●ザ・ベストテン初登場:1983年2月3日9位
●最高位:9位 
●ランクイン:3週

 

カラオケ・ワンポイント・アドバイス!>

 

 いちばんの難所は、サビ前の「ドラーマティーック」と伸ばして着地するところ。「123412ウン、レイン」です。2拍あって休符が入るので、自分の中でテンポを数えて歌いましょう。長いので、ブレスも途切れないように。

 

<稲垣潤一>

 

1953年宮城県生まれ。63歳。1982年『雨のリグレット』でデビュー。『ドラマティック・レイン』『夏のクラクション』『クリスマスキャロルの頃には』などヒット曲多数。「JCB presents 35th Anniversary 稲垣潤一コンサート2017」開催。6月10日(土)前橋市民文化会館、6月17日(土)NHK大阪ホール、6月23日(金)東京国際フォーラム ホールCほか。
詳細は、公式HP http://www.j-inagaki.com/

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