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EXIT兼近が『24時間テレビ』チャリティーランナーに! 炎天下の長時間マラソンで問われるのは「局のコンディション管理体制」

エンタメ・アイドル 投稿日:2022.06.03 23:25FLASH編集部

EXIT兼近が『24時間テレビ』チャリティーランナーに! 炎天下の長時間マラソンで問われるのは「局のコンディション管理体制」

チャリティーランナーの決定を受け、兼近(右)は「マジ疲れている感じは出したくない」とコメントした

 

 2022年で45回めを迎える日本テレビ系の夏の風物詩『24時間テレビ 愛は地球を救う』(8月27、28日)のチャリティーランナーに、お笑い芸人「EXIT」の兼近大樹が決定した。

 

 1992年、第15回めとなる『24時間テレビ』から始まったチャリティーマラソン。2020年初頭から続いたコロナ禍で、同年は私有地を使った、複数人によるリレー形式を余儀なくされた。さらに2021年には、チャリティーマラソンそのものの開催が見送られた。公道でのマラソンは、じつに3年ぶりのことになる。

 

 

 しかし、この決定に疑問を抱く関係者は多い。

 

「チャリティーマラソンの最初のランナーは間寛平さんでした。彼はフルマラソンを何度も走った経験のある市民ランナーでもあり、走る素地がありました。でも、兼近さんは最近になって、マラソンのためか体を鍛え始めたといいます。

 

 しかも開催日は8月27日で、日中なら確実に気温が30℃を超えるでしょう。昔と比べて真夏の暑さは過酷なものになっています。31歳と若いとはいえ、危険すぎるのではないかと、兼近さんの体を心配する声が多いのです」(テレビ局関係者)

 

 実際、マラソン中に亡くなる事故は後を絶たない。2009年の東京マラソンでは、タレントの松村邦洋が倒れ、一時、心肺停止状態に陥った。これは真冬のマラソンだったが、チャリティーマラソンは真夏、しかも番組終了までに長距離を走ってゴールを目指すもの。ランナーへの負担ははかり知れない。

 

 今回の決定を受けてネット上では、このような意見が挙げられていた。

 

《24時間走り続けるってそもそも普通の人間がやってはいけないことだと思うんですよね。そういうレースに出場するような人が、ものすごい訓練をしてやっとできることだと思います。放送時期も真夏で暑い季節だし、怪我や病気になるリスクが非常に高い》

 

《兼近さんの意気込みは本当にすごいと思います。どうか怪我や熱中症に気を付けて下さい》

 

《ひとりで24時間走るって本来異常ですよね 怪我や病気だけは気を付けてほしいです》

 

 視聴者の中でも、炎天下を文字どおり1日中、走ることへの懸念が噴出しているようだ。3年前、実際に真夏のマラソンを取材した、陸上ライターが語る。

 

「2019年9月27日から10月6日まで、カタールのドーハで世界陸上がおこなわれました。ご存知のようにカタールは高温多湿の地ですから、直射日光を避け、女子マラソンは深夜0時にスタートしたんです。それでも気温32.7℃、湿度73.3%と、とてもマラソンができる環境ではありませんでした。

 

 結果、途中で倒れこむ選手、嘔吐する選手が続出し、68人中、28人も棄権者が出たんです。この大会での『完走率58.8%』は、過去最低のものになってしまいました。

 

 事態を重く見た陸上関係者は、東京五輪でのマラソンは危険とみなし、開催地を東京ではなく札幌に移しました。暑い時期でのマラソンは、体を徹底的に鍛えている選手でも、それだけ過酷で、条件次第では危険なんです。

 

 24時間テレビでのマラソンは、それこそ1日中走ることになるので、直射日光も浴びるし、気温が35℃以上になることもあります。その条件下で24時間走り続け、しかもランナーはマラソンの素人。

 

 本人もやる気十分で、名物企画ですから、中止は無理としても、日本テレビは兼近さんの体調面を最大限、考慮して、事故のないように管理していく必要があります」

 

 チャリティーマラソンの完走シーンは、番組のエンディングとして多くの感動を運んできた。今回もその感動を守るため、番組にはランナーのコンディションをしっかりチェックしてほしい。

 

( SmartFLASH )

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