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上沼恵美子が“マナー講師”化「ポテサラ」「一口ちょうだい」「とりあえずビール」論争に“いっちょかみ”も「炎上」しない理由
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.06.06 18:00 最終更新日:2022.06.06 19:00
最近、「マナー講師」という言葉が“炎上”している。NHKのバラエティ番組『チコちゃんに叱られる!』で、「いただきます」と発したスタッフに対し「人と一緒にいるときは『頂戴します』って言うねん!」と叱りつけるなど、厳しい指導をおこなったマナー講師に「指導が理不尽すぎる」と批判が続出したからだ。
SNS上では《あれでマナー講師なら 上沼恵美子呼んだ方が良かった》などといった声も見られた。実際、関西の大御所芸人・上沼の近年の発言を見ると、“マナー講師”化しているといっても過言ではないものが多い。
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6月5日放送の『上沼・高田のクギズケ!』(読売テレビ)では、FUJIWARA・藤本敏史と「とりあえずビール」の文化をめぐり、論争を繰り広げた。居酒屋で「とりあえずビール」を頼むおじさんをダサいと思う若者が増えている、という話に、上沼は「ダメなの?」と疑問の様子。「みんな、そろったところで乾杯のための何でもいいのよ」と、同じ飲み物を頼むことで、乾杯までの時間がスムーズに進む、と指摘した。
一方、藤本は「僕、ビール飲めないのでやめてほしい」と宣言。上沼は「『乾杯しよ』ってとりあえず皆、ビールって言った時、カルピスソーダって言うのね? 嫌なタイプ。飲めないのはいいけど、2杯めから自分の好みを出したらいいやんか」と反論し、最後まで2人は自分の意見を譲らなかった。
同番組で、上沼はしばしばマナー問題について言及している。2020年7月には、スーパーでポテトサラダを買う母親に、高齢の男性が「母親ならポテサラぐらい作ったらどうだ」と言い捨て、ネット上で批判を集めていた「ポテサラ論争」について触れた。上沼は「ポテトサラダの大変さがわかっていない。じゃがいもをゆがいて、きゅうりやらにんじんやら、りんごを入れるところもある。ハムもね」と力説。
高田純次が、「じゃがいもをつぶして、マヨネーズかけてピッと出せばいいんじゃないの?」とおちゃらけると、上沼は「バカヤロー!」となじり、「こんなことを言われると、女は料理いっさい作らなくなりますので」と、きっぱり語った。
2022年2月には、「一口ちょうだい」論争に参加。上沼には必ず「一口ちょうだい」と言い出す友人がいるといい、「すっごい嫌。だってあげるとき、妙なところ、あげられへんでしょ?」と本音を明かした。大好物だという「あんかけ焼きそば」の場合、「エビとイカのところあげなあかんやん? 麺と白菜のところだけ、あげるわけにはいかんやんか……」と語り、「一口ちょうだい」とお願いする人に「下品です」と怒りを見せた。
「長年、芸能界で活躍されてきた上沼さんは、礼儀やマナーに厳しい。それもあってか、上沼さんが出演される番組では、この手の話題を多く取り上げている印象です。ご自身のラジオ番組でも、温泉マナーについて『先に体を洗ってから湯船に入るのが常識』と語ったり、女子トイレについて『(女性は)中に入ってからが長い。ほかの人が並んでいる迷惑をまったく考えていない』と怒ったりすることもあります。
ただ、こういった話題で、上沼さんが炎上することは、そうありません。今回、マナー講師の方が炎上したのは、番組の雰囲気と、講師の方の芸風が合っていなかった部分が大きい。一方で、上沼さんの番組を見る人は、上沼さんの喋りや価値観を味わいたくて見ているわけですから、そういったミスマッチは生まれづらいんです」(芸能ジャーナリスト)
他人のマナー違反を厳しく指摘する“芸風”は、長い芸能生活で熱烈なファンを生み出してきた上沼だからこそ、できることなのかもしれない。
( SmartFLASH )