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「少年革命家」ゆたぼんが「さんぽセル」を批判する大人たちを一刀両断「なに言ってんねん、こいつら」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.06.17 17:36 最終更新日:2022.06.17 19:37
栃木県日光市の、小学3~6年生の子供たちの発想をもとに開発された商品「さんぽセル」が、大きな議論を呼んでいる。
この商品は、ランドセルが重すぎて猫背になったり、激しい肩こりになったりする「ランドセル症候群」から解放されるため、小学生が参画して誕生したキャスターつきのランドセル。いわば、ランドセルをキャリーバッグにするアイデア商品だ。
【関連記事:尾木ママ、ランドセルを軽くする “さんぽセル” 批判に「未だに根性論?」と呆れ…ネットでは賛否めぐり議論沸騰】
「さんぽセル」発売のニュースが報じられると、SNSやコメント欄には「手がふさがって危ない」「坂道で転がったら危険」「楽をするな」といった、大人からの批判が殺到。こうした意見に対し、開発に携わった小学生が逐一、反論したことで大炎上となった。
たとえば、《これを開発した人、子供の事をよくわかってないですね。》という批判には、《いま小学5年生です。作ったときは4年生です。子どものことよくわかってなかったら、ごめんなさい。》
《体のバランスが悪くなり背骨の歪みが出て体調が悪くなると思うので心配です。》という批判には、《それは重いランドセルでなる「ランドセル症候群」って言われている病気です。僕たちは、それを解決しようとしてるんです。心配する方向が反対です!》と返すといった具合だ。
ネット上での大人たちと、それに真正面から立ち向かう子供のやり取りには、なにか見覚えがあるような……。「少年革命家」ゆたぼんと、そのアンチのやり取りにそっくりではないか。日ごろから学校の問題などについての意見を自身のYouTubeなどで発信しているゆたぼん。今回の「さんぽセル」騒動についてはどのように考えているのだろうか? 考えを聞いた。
――「さんぽセル」を見てどう思いましたか?
「すごいですよね。『さんぽセル』を作ろうって思ったのがすごいと思うし、発想力もすごいと思いますね。よく考えたんやなと思うし、重たいランドセルをなんとかしようって思って行動したんやと思うから、すごい立派ですよね。
荷物が多いときとかは『さんぽセル』を使ったらええし、背負うんじゃないんで、すごく楽だと思いますね」
――ゆたぼんさんは小学生のとき、ランドセルについてどう思っていましたか?
「小学1・2年生のときは、重たいなと思ってなくて、ウキウキしながら、毎日、楽しく学校に行ってました。とくに1年生のときは、ランドセルを背負って学校に行くのが楽しかったですね。
でも3年生になると、別にランドセルじゃなくてええやん、家にあるリュックとかカバンとかでもええんちゃうかなあ、とか思いました。で、3年生からランドセル重たいなぁとか思い始めて、使わん教科書とかは置き勉したらええのに、と思って置き勉してたら、先生に『持って帰りなさい』って言われて。また明日も学校来るのに、何であかんねんって話ですよね」
翌日以降も使う教科書などを学校に置いて帰る「置き勉」。2018年、文部科学省は「授業で用いる教科書やその他教材、学用品や体育用品等が過重になることで、身体の健やかな発達に影響が生じかねないこと等の懸念がある」として「置き勉」を推奨する内容の通達を各都道府県の教育委員会に出している。
――ゆたぼんさんは、「さんぽセル」を批判している一部のネットの声について、どう思われていますか?
「批判してるやつについては『なに言ってんねん、こいつら』と思いましたね。ほんまに開発した子の言うとおりで、子供に対して大人がそんな意味わからんコメントしてんじゃねーよ! って感じです。
俺も重たいランドセルを我慢して背負ってきてんから、お前も我慢して背負えっていう同調圧力? 俺が『不登校は不幸じゃない』って言って、大炎上した3年前とかと同じですよ。
俺もイヤやったけど我慢して学校に行ってんから、お前もイヤでも、我慢して学校に行けっていう、そうやってイヤなことでも我慢させて、こういう『さんぽセル』とか、新しいものを受け入れへんと、日本はどんどん遅れていくんちゃうかなって思いますね。
自分と同じように苦労させたいだけの、おかしいこともおかしいと思えないなら。やばすぎますよね。
『さんぽセル』にしても、みんなに使えなんて言ってないじゃないですか? 使いたい子は使って、使いたくない子は使わんでいい。重たいランドセルを背負うのが好きな子は、別にそのまま背負っててもいいし、みんな自由でええやん! みんな違ってみんないい! って思うのに、
日本の同調圧力で、みんな一緒にしろっていう思考停止のロボットになってて、それはマジでやばいと思いますね」
6月30日には東京発で日本一周の旅を始めるというゆたぼん。「人生は冒険や!」という名台詞も披露してくれた。
“ブラック校則”などに代表される、日本の学校の古い体質も少しずつ改善されていく兆しが見え始めている。「さんぽセル」も、選択肢のひとつとして当たり前になるのだろうか。
( SmartFLASH )