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水沢アリー “お馬鹿キャラ”から経営者へ転身していた!「初めは敬語、メールの打ち方から勉強しました」 

エンタメ・アイドル 投稿日:2022.06.18 06:00FLASH編集部

水沢アリー “お馬鹿キャラ”から経営者へ転身していた!「初めは敬語、メールの打ち方から勉強しました」 

 

 バラエティ系タレントとして一世を風靡した水沢アリー。5月10日放送の情報番組『ポップUP!』(フジテレビ系)が久しぶりのテレビ出演となったが、そこで明らかになったのは、経営者としての現在だった。

 

 タレント業と並行して始めた、美容などの広告系制作会社の経営者として、昼夜を問わず働き詰めの生活を送っているという。タレントと経営者の“二刀流”で働く水沢に、話を聞くことができた。

 

 

――どのような経緯で経営者になられたのでしょうか?

 

 タレント業をしている時から、「起業したい!」という思いがあったんです。まず事務所の社長さんに会社を建ててもいいかという相談をして、承諾をもらって。広告の企画をする会社のクリエイティブディレクター兼、そこの会社の経営者として働いています。

 

――「起業したい」と思ったのは、何かきっかけがあったのでしょうか?

 

 芸能人に広告のオファーが来るときって、その人がそんなに好きじゃないような案件が来ることもあるんです。たとえば、トマトがそんなに好きじゃない人にトマトの商品の案件が来たり。でも、トマトが大好きな私のところには来ない(笑)。

 

 このミスマッチってどうして起こるんだろう、とずっと考えていて。広告業界で仕事をしている人たちに、その理由を聞く中で、徐々に起業への思いが芽生えたという感じです。私がそのミスマッチを解消できたらな、って。

 

――『ポップUP!』では、タレント時代と比べ収入が10倍になったとおっしゃっていました。収入面は、それほど大幅に変わったのでしょうか。

 

 それが難しくて、あくまでも私は会社を経営する身なので……。ただ、平均すればやはりタレント時代の10倍ぐらいにはなりますね。

 

――生活面での変化はありましたか?

 

 そうですね。日本の芸能界だけではなくて、海外のセレブリティの方を起用した企画などもあって。そうなると時差があるので、現地とのやりとりでけっこう遅くなってしまうんです。夜中に寝て、朝起きるみたいな。

 

 でも、個人的には夜の12時を過ぎてからのほうが、仕事がはかどる気がするんですよね。企画書を作っていたらあっという間に次の日の朝になってしまったりして(笑)。

 

――会社経営をはじめて、苦労したことなどはありましたでしょうか?

 

 最初はめちゃくちゃ試行錯誤しました。本当に最初のころなんて、「与信」がないというか。タレント時代はお馬鹿キャラで売っていたし、「この子に任せても大丈夫なのかな?」って思われていたところから、「この子に任せたい」っていう風に変えるまでがすごく大変というか、イメージを変えなきゃいけなかったので。

 

――それまでは、タレントとしてしか働いたことがなかったわけですよね?

 

 そうですね、大学生のときに芸能界入りして、社会人経験がなかったのでマナーから学びました。敬語であるとか、メールってこういう書き方をするんだとか。ちょっと一文変えただけで、伝わり方がぜんぜん変わっちゃうんだなって。

 

――美容に関する情報をSNSで発信されていることもありますが、お仕事も美容関係の案件が多いのでしょうか?

 

 そうですね。でも業種は本当にさまざまです。詳細はお話できないんですが、車のメーカーさんであったりとか、大手ECサイトであったり、そういったいろいろなお仕事をやらせていただいています。

 

――タレントや影響力のある方が発信する情報に敏感な、「美容女子」というワードをよく見かけるようになりました。

 

 そうですね。自分に投資するという行動には大賛成。でも、やっぱり自分の内面も変わっていないと意味がないと思うんですよね。

 

 すごく可愛くなって、理想は自分が自分らしく生きられるようになることのはずなのに、それでもまだ自分のことを認められなかったり、他人のことも認められなかったりしたら、何の意味もないんじゃないかなって。「投資」を「回収」できていないことになってしまう。いい人になろうとかそういうことではなく、ある程度のところで自分で自分を認めてあげられたら、他人のことも大切にできるのかな、というようなことはすごく感じます。

 

――SNSでは「自己肯定感」という言葉をよく見かけます。

 

 私も自己肯定感がめちゃくちゃ低かったんですよ。というか、それまでは普通だったんですけど、芸能界に入って叩かれすぎて(苦笑)。でも、時が経つにつれて、批判の的は、誰でもいいんだなっていうことに気づいたんですよ。みんな自分の中に毒がたまっていて、テレビでちょっと目立ったキャラがいたら、悪口を言う、みたいな。少し前は今よりもっと規制がなかったので、けっこう激しく飛んでくる時代だったと思います。

 

 自己肯定感が低いって、マイナスなことのように思われがちですけど、そういう人のほうが向いている場所もあると思います。私は、自分にも他人にも厳しい性格。だからこそ、今こうやって経営者として働けているのかなって。そういう自分の性格も「いいじゃん」って、まるっと認めてあげるっていうことはすごく大事なことだと思います。それが結果的に自己肯定感を上げることに繋がるんじゃないかな。

 

――今後、タレント業に本格復帰されることは考えていらっしゃいますでしょうか?

 

 なにかお仕事をいただけるんだったら、もちろん出演させていただきますが、やっぱり新しい人がどんどん出てきているし、以前の自分のような立ち位置で出演させていただくのはもう難しいのかなと思います。起業家としてだったり、経営者として、今までの経験であったりとか、近況をお話させていただけるような機会があれば嬉しいです。

 

 バラエティ番組を席巻したタレント時代の経験を活かして、クライアントに自分で営業することも多いという水沢。その顔には自信が溢れていた――。

 

写真・久保貴弘

( SmartFLASH )

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