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田中要次 国鉄勤務時代に映画と出会い俳優の道へ…目を留めてくれたのは竹中直人だった
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.06.19 11:00 最終更新日:2022.06.19 11:00
型破りな検事を木村拓哉が演じて高視聴率をマークしたドラマ『HERO』(2001年、フジテレビ)。田中要次は、木村が演じる主人公の無茶ぶりともいえる注文に「あるよ」とひと言つぶやくバーテンダー役で出演し、注目された。
「それまで『鮫肌男と桃尻女』(1999年)などに出演していたので、映画好きにはまあまあ顔が知られていたと思うんです。だけどコンビニに行くだけで周囲から見られ、『あの人じゃない?』『うそ、違うよ』みたいなヒソヒソ声まで聞こえ、さらには皆さんが僕の後ろをついてくる。そんな経験はなかったですから、テレビドラマの影響力には本当に驚きました」
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下高井戸駅近くの居酒屋「爺(じじい)」でビールグラスを傾け苦笑する田中。二十数年前、明大前に住んでいたころよく訪れた店で、引っ越した今も新鮮な海の幸を食べたくなると立ち寄るのだという。
店のすぐ脇を、2両編成の東急世田谷線が通過していった。田中がふとつぶやいた。
「店が半地下にあるから電車の車輪と目線が同じ位置になるんです。撮り鉄の皆さんには絶好のカメラポイントなんだろうなあ。世田谷線って、ゲージ(レールの幅)が新幹線並みに広いんですよ」
さすが、元国鉄マンである。
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