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VTuber事務所「にじさんじ」26歳代表は資産1200億円…ホリエモンも絶賛した「すごさ」の秘密は?
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.06.21 11:00 最終更新日:2022.06.21 11:00
ここ数年、すっかりエンタメとして定着したVTuber文化。6月には、大手VTuberグループ「にじさんじ」を運営するANYCOLORが東証グロースに上場。16日には、フジテレビの持株会社であるフジ・メディア・ホールディングスの時価総額を上回る成長を見せたことが話題になっている。
16日時点で、ANYCOLORの時価総額は2714億円となり、フジ・メディア・ホールディングスの2667億円を50億円近く上回った。代表の田角陸氏は、早稲田大生だった2017年5月に同社を立ち上げ、現在26歳。株式を約46%保有しており、単純計算で約1200億円の資産を抱えたことになる。
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実業家であるホリエモンこと堀江貴文氏は、2018年に田角氏と対談している。
田角氏は、堀江氏を美少女化したキャラクター「ホリエタカコ」を持参し、実際にキャラを動かした。その反応の速さに堀江氏は「すごい!」と感動しきり。「しゃべってるのが完璧にわかる。全然違和感がない」と絶賛。今回の上場にあたっても「めちゃくちゃ注目されている分野で、期待の銘柄」と自身のYouTubeで紹介したほどだ。
「にじさんじ」の躍進について、ITジャーナリストの三上洋氏がこう解説する。
「いまでこそVTuber界隈は人気がありますが、ブームが起こり始めたのは2018年頃。『にじさんじ』は2017年に起業しており、いち早く流れに乗れたというのは大きい。現在は、VTuber事務所といえば『ホロライブ』と『にじさんじ』の二強という状況です」
ANYCOLOR(当時の社名は「いちから」)起業時、誰でもキャラクターになりきってバーチャルライブ配信できるアプリとして開発されたのが「にじさんじアプリ」だった。現在は、VTuberを大量に抱える事務所業務がメインだが、技術開発は現在も盛んで、卓球や二重跳びの動きを世界で初めてトラッキングさせることに成功している。
「にじさんじ」は、選抜や育成にも力を入れているという。
「VTuberとして人気になるため、一番大事なのは『箱』、つまりは事務所だと言われています。ですから、大手となった『にじさんじ』にはVTuber志望者が集中しますし、相当厳しい審査のうえで選抜していると聞きます。
審査に受かっても、すぐにデビューできるわけではありません。キャラ設定などのブランディングに細心の注意を払い、独り立ちできるように育てる期間があるといいます。そうした姿勢もあり、『にじさんじ』は男女幅広く、個性派なメンバーが揃っていると評判です。
たとえば、つい最近『にじさんじ』からデビューしたお嬢様キャラクター・壱百満天原サロメさんは、デビューからわずか17日ほどでチャンネル登録者数が100万人を突破するという、史上最速の記録を叩き出しました。お嬢様言葉を巧みに操るご本人の力はもちろんあるでしょうが、『にじさんじ』という箱があったからこそのスピードでしょう。
いまでは、『にじさんじ』からデビューするとなれば、非常にクオリティの高い人が出てくることがみんなわかっている。最大の芸能事務所であり、アイドルブランドのような意味合いを持つようになっているんです」(三上さん)
日々進化を遂げるVTuberの世界。今後も新しい展開が起こりそうだ。
( SmartFLASH )