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『ブランチ』MCも務めた本仮屋ユイカが語る“危ないロケ”の夢…「檻の中でサメを間近で見たい!」

エンタメ・アイドル 投稿日:2022.06.25 06:00FLASH編集部

『ブランチ』MCも務めた本仮屋ユイカが語る“危ないロケ”の夢…「檻の中でサメを間近で見たい!」

 

「本当に本当に大切にしていて……ぜひお見せしたかったんですけど……じつは……どこにあるかわからないんですーッ! ああ、もう悲しくてしょうがないです」

 

 本仮屋ユイカ(34)がヒソカに大切にしていたモノ、それは家族の思いが詰まった指輪だという。彼女は、それがあったはずの左手の中指にそっと触れながら、エピソードを語り始めた。

 

「4歳のときに両親が離婚して以来、母と母の双子の姉妹である叔母は、私にとって守り神のような存在でした」

 

 

 10歳でデビューし、朝ドラヒロインを演じるなど女優として大活躍。情報番組のMCもこなすようになった彼女に、大好きな母と叔母からネックレスがプレゼントされたのは、大きな仕事をやり終えた誕生日のこと。

 

「表に小さいダイヤモンドが6粒、裏にはサファイア5粒とダイヤモンドが1粒あるリバーシブルアクセサリーで、すごく素敵だったんだけど、私はネックレスをつける習慣がなくてしまっていたんです」

 

 あるとき、ジュエリーデザイナーと知り合い、リプロダクトすることを思いつく。

 

「その方が『石は生かして新しいものに生まれ変わらせることができますよ』とおっしゃるので、指輪にしたらいつも一緒にいられると、相談してデザインを決めました」

 

 母と叔母の思いが詰まった指輪が出来上がったのは、昨年の春のこと。

 

「ものすごく嬉しくて、緊張しそうなときや、新しいお仕事の現場に向かうときは、お守りとして身につけていたんです。なのに……」

 

 紛失したことに気づいた直後は、誰にも言えないほどショックで、ようやく口に出せたのは10日ほどたってからのことだった。

 

「同じような石でもう一度作ったとしても、それはまったく別のもの。だから、彼女(指輪のことを本仮屋はそう呼ぶ)のために、左手の中指は空けてあるんです」

 

 もしどこかからひょっこり出てきたら?

 

「うわぁ、想像しただけで涙が出そう……。そうですね『大好き!』って言います。『待ってたよ、本当にありがとう』って。でも彼女は怒ってると思うんですよね。もっと大事にしてほしかった! って。許してくれるかなぁ」

 

 指輪のことを、まるで友達のように語る本仮屋。もしかして、妄想癖があるのでは?

 

「もちろん。たぶん常にしていると思います。なので “コロ” 役のお話をいただいたときは、当て書きかと思ったくらい興奮しちゃいました」

 

“コロ” とは、2020年10月に放送され、現在シーズン2が放送中の月曜ドラマ『片恋グルメ日記2』

 

(TOKYO MX1)の主人公・所まどかの呼称である。

 

「妄想する、食べまくる、オタク気質と、共感できることが3つも揃っていて、こんなに自分を生かせるお仕事をいただいていいのかしらと思うくらい嬉しかったです」

 

■サメを間近で見たり危ないロケがやりたい

 

 シーズン1と2の間には、ドラマ『愛しい嘘ー優しい闇ー』(テレビ朝日系)で、冷静沈着な弁護士役という、 “コロ” とは真逆の役柄を演じた。

 

「でも、どちらも『これは私だ』と感じるんです。もっといえば、これまで演じた役のなかに『私とは全然違う』という人はいないんです。どのキャラクターも、私が持っているもののひとつに光を当てているのだと思うから」

 

 自らを「全身全霊で演技するタイプ」で「オタク的な視点で物事を見る」というだけに、毎話 “コロ” として食べまくるシーンには、彼女のこだわりと熱量が詰まっている。

 

「あのシーンは食べ物が主役ですから、セッティング、食べ方、角度など、ベストになるようにスタッフさんと相談します。ひと口はなるべく大きくというのが私のモットーで、ギャル曽根さんをテレビで観て研究しました。あと、口の横にソースがついたりするのも事故じゃなくて……」

 

 いちばんアドレナリンが出るという食事シーンだけに、語りだしたら止まらない。

 

「私、行き当たりばったりなんですよ。いただいたお仕事に全力を尽くして、ぼんやりしてたら、また楽しいお仕事が来てというのが、これまでの人生。だから、何かあるかなぁ、やりたいこと……」

 

 と考え込んだあとパチンと手を打ち、目を輝かせた。

 

「ありました! 危ないことをしてみたいです。ハワイの海で、檻の中からサメを間近で見る体験があるらしいんですよ。そういうのとか、スカイダイビングとか、ハラハラドキドキするロケのお仕事がしたいです!」

 

 そのとき彼女の中指に、大切な指輪が帰ってきてくれていることを願ってやまないーー。

 

もとかりやゆいか
1987年9月8日生まれ 東京都出身 10歳から芸能活動を始め、2001年の『3年B組金八先生』(TBS系)の生徒役で注目を集める。以来数多くのドラマ・映画に出演。2012~2015年には『王様のブランチ』(TBS系)のMCとしても活躍。2021年「ゆいか」名義で歌手デビュー

 

写真・中村 功
取材&文・工藤菊香
ヘアメイク・平林輝之(アルール)
スタイリスト・ナカイマサコ
衣装協力・MAISON SPECIAL、MAISON SPECIAL AOYAMA

 

( 週刊FLASH 2022年7月5日号 )

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