エンタメ・アイドル
伊集院光も驚いた犬マンガの金字塔『銀河伝説ノア』が最終回! 作者が匂わせた「続編は人間の恋愛を描く」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.06.27 17:51 最終更新日:2022.06.27 17:54
「週刊漫画ゴラク」(日本文芸社)で連載中の人気マンガ『銀牙伝説ノア』が、7月1日発売号で最終回を迎えることがわかった。
犬マンガの巨匠・高橋よしひろ氏が『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて『銀牙 -流れ星 銀-』の連載を開始したのは、1983年のこと。1999年に続編『銀河伝説WEED』が「ゴラク」でスタートすると、以降『銀牙伝説WEEDオリオン』『銀牙~THE LAST WARS~』と、初代主人公・銀の息子、そして孫へと、物語のバトンは受け継がれてきた。2019年からは『ノア』がスタートし、シリーズ累計151巻を超える大長編シリーズとなっている。
【関連記事:加藤浩次、渡辺麻友の「顔踏み事件」で殺害予告「少年ジャンプをお腹に…」】
シリーズはそれまで、熊や狼との闘い、あるいは犬同士の縄張り争いがメインだったのが、2021年春ごろから宇宙規模の生き残りをかけた戦いにストーリーが一変。タレントの伊集院光がラジオ番組で言及するなど、日本のマンガ史に残るトンデモ展開が話題を呼んでいた。
サブカルライターが解説する。
「突然、巨大な隕石が落ちてきて、犬たちが地球外知的生命体と戦うという驚愕の内容となりました。敵は隕石でやってきた異星人で、無数に湧き出る寄生虫のような生物が、悪の心を持つ犬に寄生。この異星人は宇宙空間のダークマターを引き寄せ、無限のパワーを利用できるとのこと。そこに、異星人と敵対する地球の“創造主”が『ノア』という老犬に超パワーを与えて応戦し、主人公の犬たちがそれを援護する、というようなバトルが展開されていました」(サブカルライター)
もはや空中浮揚は当たり前だったが、最新話ではついに宇宙空間にまで到達。
「これまでのシリーズで戦死した犬たちの英霊が救援に駆け付け、その波動が地球の善の波動につながったという、わかりにくい説明が続きます。敵犬は体が引きちぎられても復活する不死の生命体となっていましたが、“創造主”から授かった“叡智”によって、海に投げ込めばあっさり死ぬことがわかりました。どうやって終わらせるのか注目を浴びていましたが、作者が放りなげてしまった印象です」(前出・サブカルライター)
これには、多くの読者も目が点に。ネット上でも、ツッコミが飛び交った。
《最初から銀河伝説とかけてたんだろ》
《何十年越しの伏線回収だよ》
《地球の生命体を作ったやつは犬を地球の生命体の頂点と考えてるんだね》
《犬で物語回すにはスケールがデカ過ぎるな》
《このまま続けば、魔界編、未来編、天上界編とかやれそう》
などとツッコミ祭りとなっているほか、『ジャンプ』時代を知る読者からは、
《宇宙を理解できるほど犬は賢くなってるのか……》
と、驚きの声が上がっている。この調子だと、次回作はいよいよ異世界編がスタートかと思いきや……。
「3月11日に『ダ・ヴィンチ』が配信したインタビュー記事では、高橋先生は『銀牙シリーズ』に登場する人間のキャラクターである、大輔を掘り下げたいと明かしていました。しかも具体的には恋愛だと言い、『これは絶対に描かなければいけないと思ってるんだ』とまで力説しています」(芸能ライター)
たしかに、異星人と犬との宇宙戦争の合間に、人間の恋愛を深堀りする展開はなかなか難しい。壮大な“銀河伝説”はまだ続きそうだ。
( SmartFLASH )