エンタメ・アイドルエンタメ・アイドル

中森明菜“伝説のコンサート”放送に大反響も複雑な家族関係 急逝した妹・明穂の葬儀に姿を見せず

エンタメ・アイドル 投稿日:2022.07.10 19:00FLASH編集部

中森明菜“伝説のコンサート”放送に大反響も複雑な家族関係 急逝した妹・明穂の葬儀に姿を見せず

 

 中森明菜が1989年4月に開催したライブを、4K画質相当のリマスター版としてよみがえらせた番組『伝説コンサート 中森明菜 スペシャル・ライブ1989 リマスター版』が、7月9日にNHK総合で放送された。

 

 同番組を取り上げたニュースには、

 

《本当に多くのファンが彼女を待ちわび,彼女の幸せを願っていることを,改めて強く感じた1日でした》

 

 

《メイクもヘアメイクも衣装も、今見ても最高に素敵でした》

 

《明菜ちゃんは私の青春でした》

 

 などなど、番組を見た視聴者からの絶賛のコメントが殺到した。

 

 今でも“伝説のアイドル”として、多くのファンを持つ中森明菜。本誌は、2019年6月に、明菜の身内に起きたある“訃報”を報じている。

 

 明菜の妹で、元アイドルの明穂さんが世を去っていたのだ。52歳の若さだった。

 

「肝硬変でした。亡くなる2週間ほど前から、ヘルニアも併発して……。毎日、ベッドの上でしゃべったり、看護師さんにつき添われてお風呂に入れてもらったりして、亡くなる2、3日前に見舞いに行ったときも、元気そうだったんです。

 

 亡くなったのは、2019年5月27日。急に危篤だからと、病院から電話があって……。それで、きょうだいも集まって、お見送りしました」

 

 末娘の最期を、振り絞るように本誌に明かしたのは、父の明男さんだ。葬儀から8日後の2019年6月6日、自宅から出てきた明男さんを、本誌は直撃した。

 

 亡くなった2日後の、5月29日。明穂さんの葬儀が、東京都清瀬市の葬祭ホールで、しめやかに営まれた。火葬場は併設されていないものの、最大120人ほどが参列できる、多摩地区で最大規模の葬祭場だ。セレモニーホールには中森家の親族も勢ぞろいしたという。

 

 しかし、出棺するそのときにも、明菜が姿を現わすことはなかった――。

 

「家族が明菜に知らせようとしたみたいだけど……。『連絡が取れなかった』とか、『都合が悪いみたい』とか言っていました。結局、明菜は来なかったんです」(明男さん)

 

 明穂さんは、「姉ちゃんに会いたい」と願っていたという。

 

 1歳年上の姉を追うように、明穂さんが芸能界入りしたのは1987年のこと。初仕事は、ラジオパーソナリティだった。当時、明穂さんは「お姉ちゃんに負けずに頑張ります」と意気込んでいた。

 

「子供のころは、仲がよかったですよ。次女と明菜と明穂の3人は、それぞれ1歳違い。娘は4人いるんだけど、3姉妹のようでした」(同前)

 

 明穂さんはデビュー後、テレビドラマに出演し、女優の道へ進む。すでにトップアイドルとして活躍していた明菜も、その背中を押していたが……。

 

「1988年に、明穂さんは下着姿を披露した写真集を出版。さらに、ヌードで登場したビデオが発売された。ひと言も相談しなかったことに、明菜が激怒し、2人の仲は悪化してしまった」(スポーツ紙記者)

 

 以来、姉妹の関係は不和に。そのうえ、実家や親戚との「金銭トラブル」が相次いだ。溝が広がった明菜と家族をつなぎとめていたのは、母・千恵子さんの存在だった。

 

「だが明菜が『お母ちゃん』と慕っていた千恵子さんは、1995年6月に死去。千恵子さんの葬儀以後、明菜は家族との連絡をいっさい絶ったとされている」(同前)

 

 2010年に明穂さんは交通事故に遭い、右足に後遺症が残った。さらに親族の不幸も続いたという。それでも、明男さんは、気丈にこう話した。

 

「明菜のひとつ上の姉も、この近くに住んでいますし、食事や洗濯は自分でやってます。まぁ、それも気ままでいいですよ。私、健康なんですよ。今、医者にかかるのは、せいぜい歯医者さんぐらい。家族みんな、おかげさまで元気にやっておりますよ」

 

 じつは、その生活を支えていたのが、亡くなった明穂さんだった。

 

「明穂と2人でこの家に住んでいましたから……。ひとりぼっちになっちゃった。お葬式をやったばっかりで、すぐに納骨するのは寂しい。家族内でも、なるべく骨は置いておこうよって話しています」(明男さん)

 

 絶縁から24年。かつては手を取り合った妹・明穂さんの葬儀に姿を見せなかった明菜の心境を、長年、彼女を取材する芸能リポーターの城下尊之氏はこう察する。

 

「明菜が明穂さんの死を知れば、自分より若くして亡くなったことに、強いショックを受けるはず。しかし溝は深く、どうしても家族と顔を合わせたくないのでしょう。きっとひとりで悲しみ、落ち込むのでしょうね」

 

 最後に明男さんは、明菜への思いをこう語った。

 

「『ぜひ来てほしい』と明菜に伝えてください。お姉ちゃんたちも会いたがっています。明穂の最期がこういう状態だったということは、明菜に伝えておきたいですから……」

 

 父の思いは、明菜に届いているのだろうか。

 

( SmartFLASH )

続きを見る

エンタメ・アイドル一覧をもっと見る

エンタメ・アイドル 一覧を見る

今、あなたにおすすめの記事