エンタメ・アイドルエンタメ・アイドル

ガーシー当選で受ける “国会議員特権” …所属の「NHK党」は今後6年で12億円以上ゲットへ

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.07.11 20:30 最終更新日:2022.07.11 20:31

ガーシー当選で受ける “国会議員特権” …所属の「NHK党」は今後6年で12億円以上ゲットへ

NHK党の開票記者会見にもオンラインで登場した「ガーシー」こと東谷義和氏(写真・時事通信)

 

 NHK党から全国比例区で立候補した「ガーシー」こと、YouTuber東谷義和氏(50)が28万票以上を集め、初当選した。

 

 東谷氏はドバイにいるとされ、立候補の時点から、帰国しての選挙活動は一切せず、YouTubeでの “ネット街頭演説” のみで臨むことを表明していた。だが、今回当選が決まると、7月11日の「現代ビジネス」の取材に「様子をみながら、いつか日本に帰りたい」と述べて、帰国の可能性を示唆した。

 

 

「しかし、彼が起こした “詐欺” トラブルに関して、警察が捜査している可能性があり、そうした経緯からドバイに “逃亡” しています。本当に帰国するかどうかはわかりません」(ITジャーナリスト)

 

 国会議員には「不逮捕特権」があるが、それは国会会期中に限られている。汚職事件で実刑判決を受けた秋元司元衆議院議員(50)は、2019年12月9日の国会閉会後、12月25日に逮捕された。

 

 そのほか、会期中でも院外での現行犯や所属議院の許諾がある場合、逮捕は可能だが、起訴され実刑判決が確定しない限り、国会議員として失職することはない。また、会期中に議院の要求があれば、勾留中の議院を釈放することができる。

 

 おカネ面では、参議院議員には月額129万4000円の歳費が支払われ、そのほかに夏冬の賞与が支払われる。“パパ活疑惑” で雲隠れしている吉川赳衆議院議員(40)は、今夏に約290万円を受け取ったことが話題になった。つまり、ガーシーは2000万円前後の年収をゲットすることになる。

 

 旧称「文書通信交通滞在費」として話題になった「調査研究広報滞在費」も月額100万円が支給される。そして、「JR無料パス」も発行され、新幹線や在来線で使用可能。もちろん「鉄道軌道乗車証」で私鉄にも乗り放題だ。

 

 潤うのは議員個人だけではない。所属する「NHK党」もガーシーの当選で受け取る「政党交付金」の額が変わってくる。

 

 改選前、NHK党は2025年改選の浜田聡参議院議員(立花孝志代表の辞任により、繰り上げ当選)の1人だけだった。それでも2022年1月1日時点の党勢などに応じて、2022年は約2億1100万円を受け取ることになっていた。

 

 もし、ガーシーが当選しなければ、国政選挙の得票率によっては政党要件を満たすことが出来ず、政党交付金の受け取りが2025年でストップしていた可能性もあった。

 

 しかし、この当選で所属議員は2人に増加し、2028年まで政党交付金を受け取ることが決定した。党勢拡大により交付額も2022年の約2億1100万円を超えることは確実で、今後6年にわたり合計12億円以上の交付金を受け取る見通しだ。

 

 NHK党の立花孝志代表は、選挙戦の最中にたびたび「選挙でカネを儲けている」と発言していた。仕組みとしては、関心のある政治ネタをYouTubeで繰り広げれば、動画の再生回数が上がり、広告収入が得られるからだという。

 

 政党交付金は広告などの「宣伝事業費」や公認料、供託金などの「選挙関係費」にも充てることができる。

 

 ガーシーへの一票で、ますます金儲けへの “資金注入” が進んでいくのだ――。

 

( SmartFLASH )

もっと見る

今、あなたにおすすめの記事

エンタメ・アイドル一覧をもっと見る