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大橋純子40過ぎで『シルエット・ロマンス』の色っぽさに気づく
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2017.05.07 16:00 最終更新日:2017.05.07 16:00
「サンリオさんのタイアップがついていたので、この曲をヒットさせて、音楽界に大橋純子という名前を残し、ひと区切りつけたいと思っていました」
大橋さんは、「バンド志向が強かった」ため、自らメンバーを集め「大橋純子&美乃家セントラル・ステイション」を結成。バンド名義で9枚のシングルをリリース。
一方、「企画もののつもりで」発売したソロ曲『たそがれマイ・ラブ』(1978年)が大ヒット。バンドのボーカルか、ソロシンガーか……。
「音楽の方向性に迷っていたころ、来生姉弟の曲をいただきまして。来生さんの仮歌を聴いて、ヒットするかもという予感はありました。来生さんには独特の歌い癖があるので、その世界観を表現したくて歌い方をコピーしました」
『シルエット~』は、有線のリクエストから火がつき、発売して5カ月後にベストテンにランクインした。
「私にとっての『シルエット~』は、今も、これから先も、なくてはならない大切な曲。最終的に残るのは歌です。歌手は、楽曲をいちばんいい色合いで表現して届ける役割の伝達者。『シルエット~』が残って、付随して、私の名前がある。ありがたいことです。
40歳を過ぎて、ステージで2番を歌っているとき、突然、気づいたんです。こんなに色っぽい歌詞だったの? って。作詞した(来生)えつこさんに『今ごろ?』って怒られそうだけど(笑)」
<大橋純子『 シルエット・ロマンス』>
1981年11月5日発売
作詞:来生えつこ 作曲:来生たかお
●売上枚数:42.8万枚(1981~1982年)
● ザ・ベストテン初登場:
1982年4月29日9位
●最高位:6位
●連続ランクイン:9週
<カラオケ・ワンポイント・アドバイス!>
この曲が十八番っていう人は多いんです。しかし、ワンコーラス目から飛ばしちゃダメです。サビが気持ちいいから歌いたくなるのはわかりますが、全力投球するのは、転調したあとの最後のサビだけ。そこまで我慢しましょう。
<大橋純子>
1950年北海道生まれ。66歳。1974年、『鍵はかえして』でデビュー。『たそがれマイ・ラブ』『サファリ・ナイト』など、ヒット曲多数。1982年、『シルエット・ロマンス』で日本レコード大賞最優秀歌唱賞を受賞。6月17日、名古屋Blue Note、6月25日、ビルボードライブ東京、7月7~8日、ビルボードライブ大阪にてライブを開催。それぞれ2回公演。詳細は公式HP、http://junko-ohashi.com/