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『パパとムスメの7日間』主演の飯沼愛 街で「いま暇?」と声をかけられ…「東京って恐っ!」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.07.26 06:00 最終更新日:2022.07.26 06:00
2007年に舘ひろしと新垣結衣が共演して話題を呼んだ『パパとムスメの7日間』がリメイクされ、7月26日(火)からTBSのドラマストリーム枠(深夜24:58~25:28)で放送される。
令和版で父・恭一郎を演じるのは眞島秀和(45)。娘・小梅を演じるのはTBSスター育成プロジェクト『私が女優になる日_』で、約9千人の中から初代グランプリに選ばれた飯沼愛(18)だ。よるおびドラマ『この初恋はフィクションです』に続く、2度目のドラマ主演を務める飯沼に話を聞いた。
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――「私が女優になる日_」の際のスチール撮影では、ほかのメンバーが撮影しているのを勉強熱心に見ていたのが印象に残っている。スチール撮影にはずいぶん慣れてきた?
「そうですね。以前は、どうやったらきれいに写るんだろうとか、どうしよう、どうしようと考えてばかりいました。でも自由に動いてみたら『いいね』と言っていただけるようになって、考えすぎなくていいんだなって思えるようになりました。雑誌などを見て勉強もしていますが、少しは成長できたのかなと思います」
――グランプリを獲得してから約9カ月。『この初恋はフィクションです』を経験して、自分の中で変わったことは?
「『この初恋はフィクションです』の撮影時は、緊張というわけではないのですが、表情が固まってしまうことがありました。でも、今回は現場でいろいろ試行錯誤しながら、以前より自由に表現ができるようになったのかなと思います。セリフに感情を乗せるということや、相手のセリフを受けて、ちゃんと喋るということを意識しています。
先ほどのスチール撮影と同じで、お芝居も自由に演じればいい、正解はないんだなって改めて感じました。『この初恋はフィクションです』のときは、このセリフはどう言ったら正解なのだろうと、正解ばかりを探してしまっていた気がします。そういうことじゃないんだなということに気づけたのが、自分の中ではとても大きかったです」
――女優を目指すオーディションから始まって、見事、グランプリを獲得した。“素人”から“プロの女優”になって感じることは?
「まだ女優という実感が少なくて、ふわふわしているような気もしますが、いつまでも甘えたことは言っていられないので、やらせていただくからには、責任と自覚を持ってきちんと演じたい。プロ意識みたいなものが生まれてきたのかなと思っています」
――生活で変わったことは?
「香川県から東京に出てきたので、環境はずいぶん変わりましたね。電車にも乗れるようになってきましたが、満員電車は苦手です。どこにつかまって立っていればいいかわからなくて(笑)。ラッシュの時間帯は避けるようにしています」
――ほかに、東京の暮らしで驚いたことは?
「道を歩いていて、知らない人が声を掛けてくることに、とにかくびっくりしました。香川では絶対にないです(笑)。ナンパというか『この後、暇なの?』とか、声を掛けてきますよね。もう怖っ!と思って、何も予定がなくても『忙しいです!』と言って、声を掛けられそうな道は通らないようにしたり、早歩きで通過するようにしたりしています(笑)。
横浜に住んでいる友達と出かけたときにも声をかけられたんですけど、そのときの友達の“返し”がすごくうまくて。『いちいち反応したらダメだよ』と言われて、すごく勉強になりました」
――いまハマっている場所とか、モノとかは?
「あります! 谷中銀座商店街にめちゃくちゃハマっています。多いときは1週間に2回ぐらい行っていますね。
猫の街と言われているぐらいで、猫の雑貨屋さんも多いですし、美味しいモンブランやドーナツやさつまいものお店があるんですよ。モンブランのお店はいつも並んでいるのでまだ入ったことはないんですが、いつか食べてみたいです。
この前、『私が女優になる日_』のメンバーで一緒だった岡田(里穂)ちゃんとも行きました。2人でたくさん食べて、『そんなに食べるんだ』と、お互いの大食いぶりに大笑いしてきました」
――昭和レトロな雰囲気とかが好き?
「そうですね、あの雰囲気が好きなんです。レトロな感じのお店の外観とか、夕焼けだんだんの階段とか、すごくいいです。
『この初恋はフィクションです』の撮影期間中に、劇中で使っていたフィルムカメラをプロデューサーの方にいただいたんです。そこからカメラにハマりだして。散歩がてらにフィルムカメラを持って歩くというのが、最近のマイブームです。
スマホと違って、現像するまで仕上がりがわからないのでワクワクします。風景だけのアルバムと友達が写ったアルバムを作ろうと思って、アルバムを2冊買いました。谷中で撮影した写真はまだ現像できていないので、仕上がりが楽しみです」
――今回のドラマは15年前の話題作のリメイク。どんなところを見てほしい?
「(父と人格が入れ替わるため)男性の喋り方が難しいです。男性と女性の喋り方は全然違いますし、年齢も今の私より上なので、“おじさん口調”というか、『~だろ』とか『~だぞ』みたいな普段は使わない言葉が多くて。不自然に聞こえないかなとか、イントネーションは大丈夫かなとか、そのあたりがすごく難しいです。
現場でこのセリフはどう言おうかと悩んでいたら、眞島さんには『こういうふうに言うとおじさんっぽく聞こえるよ』とアドバイスを頂いたりしていろいろ助けていただいています。眞島さんとのお芝居の掛け合いがすごく楽しいです。
前作とラブコメの内容が少し変わっていますので、また違った見方で今回も楽しんでいただければと思います。長尾謙杜さん演じる健太先輩と小梅の恋の行方はもちろんですが、ふたりを引き離そうとするパパの作戦もなかなか面白いです。3人の奇妙な“三角関係”のラブコメディを楽しんでいただけたらと思います」
いいぬまあい
2003年8月5日生まれ 香川県出身 TBSテレビの女優発掘・育成オーディション『私が女優になる日_』で約9千人の中からグランプリに選ばれ、TBS系よるおびドラマの『この初恋はフィクションです』の主演で女優デビューを飾る。
写真・福田ヨシツグ
( SmartFLASH )