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作家・新堂冬樹氏が「写真週刊誌」を舞台にした小説を発表!「編集者に取材してリアリティを追求しました」

エンタメ・アイドル 投稿日:2022.07.26 16:00FLASH編集部

作家・新堂冬樹氏が「写真週刊誌」を舞台にした小説を発表!「編集者に取材してリアリティを追求しました」

「FLASH」で、昆虫たちの死闘を描く小説『戦国虫王』を連載中の新藤冬樹氏

 

 本誌「FLASH」で小説『戦国虫王』を連載中の作家新堂冬樹氏が、最新刊を上梓した。タイトルは『嫌われ者の矜持』。舞台となっているのは、なんと写真週刊誌の編集部だ。

 

 タブーを恐れずにスクープを連発する「スラッシュ」の編集者・立浪慎吾。周囲から反発を買いながらも、彼が執拗に芸能スキャンダルを追うのには、ある理由があった。

 

 

 芸能界のドン、ブラックジャーナリズムなど、裏の世界とも交錯しながら進むストーリー。写真誌で連載を持つ新堂氏ならではの、リアリティな描写あふれる小説だ。新堂氏に、作品についての思いを聞いた。

 

ーー今回の作品を書こうと思ったきっかけは? テーマとして以前から興味を持たれていたのでしょうか。

 

「写真週刊誌のような、芸能スキャンダルをスクープするという世界は、どうやって情報を仕入れているんだろうとか、どうやって張り込みをしているんだろうとか、読者にはとても知りたいというか、興味がわくものだと思うんです。そこで今回、小説という形で紹介できないかなと思いました」

 

ーー取材現場だけでなく、編集部内の様子も小説には登場します。とくにリアリティを追求しようとした部分は?

 

「どのようにターゲットを決めるのか、そして、会議などでどのようにプレゼンしていくのか。そこはちょうど『戦国虫王』を連載している『FLASH』の編集者に聞き取り取材をしながら、より本物らしくなるようにしました」

 

ーー編集部の人間たち以外にも、芸能人やその関係者など、さまざまな人物が登場します。それぞれ、モデルはいるのでしょうか?

 

「モデルは……いますね(笑)。ほぼ全員、モデルがいるといってもいいでしょう」

 

ーー主人公はかなり大きな “敵” を相手にすることになりますが、結末は、かなり読む人によって受け取り方が異なるものになっています。あのような結末にした理由は?

 

「あれは主人公が、復讐をあきらめないのか、それとも警察にすべてを委ねるのか、という部分を行動で描写した、ということです」

 

ーー作品内での一押しポイント、読者の方へのメッセージをお願いします。

 

「みなさん、ふだん写真週刊誌を読んで、『他人のこんなことを暴くなんて、ひどい!』と思っているかもしれません。でも、その裏には写真週刊誌で働く記者、カメラマンの苦労とか、葛藤とか、思いがあるわけです。彼らが善人だとはいわれないと思うんですよ。どちらかといえば、ヒールでしょう。でも、タイトルに『嫌われ者の矜持』とあるように、彼らなりのポリシーや信念があるんです。そのあたりを、まずは先入観なしに読んでいただきたいな、と思います」

 

( SmartFLASH )

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