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桜島噴火で囁かれる「『ブラタモリ』の呪い」じつは「防災教育に役立つ」番組ゆえの理由があった

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.07.26 19:17 最終更新日:2022.07.26 19:25

桜島噴火で囁かれる「『ブラタモリ』の呪い」じつは「防災教育に役立つ」番組ゆえの理由があった

 

 7月24日夜、鹿児島県の桜島で爆発的噴火が発生した。大きな噴石が火口から2.5kmも飛び、噴火警戒レベルは最高の「5(避難)」に引き上げられた。

 

 このニュースが報じられると、SNSには“ある言葉”が数多く投稿された。

 

《そう言えば次回のブラタモリ桜島だったな。ブラタモリの呪いが早く発動したか?》

 

 

《相変わらずのブラタモリの呪いだなあ》

 

《ブラタモリの呪いはまだ生きてるか》

 

「ブラタモリの呪い」とは何なのか。

 

「7月23日に放送された『ブラタモリ』(NHK)で、次回のテーマが桜島だと発表された翌日、噴火があったため、連想した人が多かったのだと思います。

 

『ブラタモリ』ではこのように、ロケ地が災害に見舞われるケースがよくあり、いつしか“呪い”と呼ばれるようになってしまいました。7月16日の放送は『能登半島』、23日の放送は『輪島』が舞台でしたが、6月19日には能登半島の先端にある珠洲市で震度6弱の地震があったばかり。番組の収録はその直前と見られ、これも話題になりました」(芸能ライター)

 

 ほかにも、以下のような例がある。

・2015年6月20日放送「小江戸・川越」→翌日の6月21日、川越の「菓子屋横丁」で大規模火災が発生
・2016年3月19日放送「熊本城」、4月2日放送「水の国・熊本」→4月14日、最大震度7の地震が熊本で発生
・2019年2月16日放送「パリ」→4月15日、ノートルダム大聖堂が火災で尖塔などを消失
(放送日はいずれも初回放送)

 

「2015年の放送開始から、放送回数は210回を数えているだけに、もちろん偶然ではあります。ただ、断層や火山などが大好きで、地質学に詳しいタモリさんの番組だけに、地震や噴火と結びつけやすいという一面もあるのかもしれません。

 

 ふだん、地質や地形に関心がない視聴者に対しても、土地の成り立ちなどに興味を持たせるのが『ブラタモリ』。それは同時に、土砂災害や水害などについても考えることであり、防災意識を高めることにも役立っているという評価もされています」(同前)

 

『ブラタモリ』は2017年に「自然災害の多い日本において、防災教育に大いに役立つ番組」として「一般財団法人防災教育推進協会」から表彰を受けている。

 

 SNSには

 

《地域の歴史と地形の成り立ちを明らかにするブラタモリは、防災番組として一級だ》

 

《普段からブラタモリ。これにまさる防災はない》

 

などの意見も見られる。

 

「呪い」とは真逆の、防災意識を高める力を与えてくれる番組なのだ。

 

( SmartFLASH )

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